キース・ジャレット、伝説的ライヴを収録した「アフター・ザ・フォール」が3/2発売決定「改めてこのコンサートの音の素晴らしさに驚いた」

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キース・ジャレットの伝説のライヴを収録した最新アルバム「アフター・ザ・フォール」が3月2日に発売される。

同アルバムには、1996年に慢性疲労症候群という難病の発症によって2年間の休養を余儀なくされたキースが復帰以降、初めてトリオでの演奏を披露した1998年のニュージャージー・パフォーミング・アーツ・センターで行われたライヴの音源が収録されている。

この作品でのキースの演奏は、1998年に復帰第一作目として発表されたピアノ・ソロ作品「メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー」、そしてパリでのトリオ・ライヴを収録した1999年リリースの「ウィスパー・ノット」というスイングジャーナル誌のジャズ・ディスク大賞を受賞した二作品と同時期のもので、キースの他の名盤にも勝るとも劣らないパフォーマンスを聴くことが出来る。更に、上記二作品よりも早い時期の録音であることから、事実上の復帰ライヴを収録した価値の高い一枚と言える。

この作品について、キース・ジャレット本人は「改めてこのコンサートの音の素晴らしさに驚いた。これは私にとって病気からの復活を示すドキュメンタリーというだけでなく、本当に素晴らしいライヴ録音だ」とコメントしている。

そしてこの作品には、Disc1の1曲目の「バウンシン・ウィズ・バド」、Disc2の終わりの「ホエン・アイ・フォーリン・ラヴ」といった前述の『ウィスパー・ノット』と同様のラインナップに加えて、ソニー・ロリンズ作「ドキシー」やジョン・コルトレーン作「モーメンツ・ノーティス」、更にはビル・エヴァンスの名演でも有名な「枯葉」、「サンタが街にやってくる」など、ジャズ史に残る名曲が数多く収録されており、非常にバラエティ豊かなアルバムに仕上がっている。

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