広告・取材掲載

徳永英明、完全復活を遂げた全国ツアー東京公演をWOWOWで1/20放送

アーティスト

徳永英明 全国ツアー東京公演

2016年、デビュー30周年を迎えながらも、療養のため音楽活動を制限せざるを得なかった徳永英明。そんな苦難を乗り越え、2017年7月に約4年ぶりのオリジナルアルバム「BATON」をリリース。その最新作を引っ提げ行われた全30公演に渡る全国ツアーの中から、11月12日、東京国際フォーラム ホールA公演の模様を2018年1月20日にWOWOWで放送する。

最新アルバムの収録曲「ずっと変わらないもの」をBGMに映し出されたオープニング映像を通して、徳永英明の姿が現在から過去へと時代を遡っていく。そしてスクリーンが上がると同時にこのライブの幕開けを飾ったのは、中島みゆきの名曲「時代」だ。そんなドラマティックな展開から、徳永の繊細な歌声が場内を満たしていった。

観客のハンドクラップが鳴り響いた「ハルカ」、イントロが奏でられた瞬間に拍手が沸き起こった「レイニー ブルー」、「いちばん大事なものが いちばん遠くへいくよ」というサビの熱唱が聴く者の胸を打つ「最後の言い訳」といった前半を経て、中盤では「Wednesday Moon」でアグレッシブなパフォーマンスを魅せると、ライブアレンジによりさらにバンドサウンドが際立った「空はみんなのもの」、そして代表曲の一つ「夢を信じて」を披露。ハンドクラップで応える観客に、徳永は手を振り「いい感じ!」と笑顔を見せた。

その後、アコースティックギターを手にした徳永の弾き語りから始まった「愛をください」も見どころの一つ。さらに、「2018年はセルフカバーアルバムを出そうと思って」と告げると、普段とは異なるアレンジによる「壊れかけのRadio」を披露。大サビでは、観客が歌う主旋律に徳永が下パートのハモりで大合唱を繰り広げ、最後に投げキッスを贈ったのだった。そして、満場の手がステージに向けられた「セレブレイション」を終え、「何かを乗り越えようとしている人が聴いたら、胸に刺さる曲だと思う」と、徳永が自身の入院前に平原綾香に楽曲提供し、復帰後にセルフカバーも発表した「鼓動」を力強く歌い上げた。

アンコールでは、夜空を思わす藍色に染まったステージに多くの星が煌めく中、アルバムの表題曲でもあり、復帰後初のシングル作品「バトン」を贈り、〈また逢いましょう〉と最後の一節を歌い終えると、場内は大きな拍手に包まれた。最後に、新曲「愛という名の真実」のミュージックビデオがスクリーンに映し出された後、舞台奥からの「今日も最高でした!」という徳永の言葉をもって、この日のステージは終幕を迎えたのだった。

生きる力とは、愛とは、ずっと変わらないものとは――。このツアーで完全復活を遂げ、今を生きる徳永英明が贈る至極の音楽たちを、ぜひじっくりと堪能していただきたい。なお、WOWOWでは今回の放送に合わせ、これまでに開催された珠玉のライブ3ステージの模様も一挙放送する。

文:金多賀歩美

関連タグ