ジェフ・ミルズ、NASAの協力を得て未発表の音楽を制作するラジオ番組をスタート

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ジェフ・ミルズと英・ロンドンの名門インターネットラジオ局 NTSラジオが、NASAの協力を得て、コンセプト・リスニング・エクスペリエンス「The Outer Limits」と題した番組を、1月17日にスタートする。

この番組は、科学と現代の実験音楽の交差点に存在する真のマルチ・ディスカッション・ラジオ・シリーズで、NASAによる科学的な方向性とビジュアルと共に、世界各国のクラシック、ジャズ、エレクトロニック・ミュージックのアーティスト達がコラボレイトし、完全にオリジナルで未発表の音楽を制作。

抽象的なサウンドスケープと語りを通して天体物理学とSFを探検するといった内容で、全6回(各1時間)のエピソードで構成される。

SF物語が世界中のオリジナル音楽とシームレスに織り交ぜられることにより「星間旅行」「時間論」「深い宇宙の謎」「地球の海の未知の奥深さ」といったテーマを探求していく。

それぞれのエピソードは1枚のアルバムとして聴くこともできるし、同時にシリーズの一部として個別に聴くこともできる。

最初のエピソードは、ジェフ・ミルズ、アメリカのピアニスト、キャスリーン・スポーヴ、英国のバイオリニスト、トーマス・グールドの音楽をフィーチャーした「ブラックホール」。日本時間、1月17日23:00に放送される。

ジェフ・ミルズコメント
私は1980年代にほぼ10年間、ラジオの番組を担当していたこともあり、オーディオと音楽がインパクトのあるデバイスとなる可能性について、様々な視点を持っていました。当時私は自由に選曲することができたので、プログラムを面白くて有益なものにする方法について常に考えていました。テレビSFのようなラジオを作り、おきまりのハッピーエンドを必要とせず、謙虚で内省的である可能性のあるテーマを扱う。

この経験は「The Outer Limits」への私のアプローチに刺激を与えています。

アメリカ中西部で育った若者が、自由にラジオ番組を運営して、定期的にロッド・サーリングの「トワイライト・ゾーン」を観、マーベル・コミックスを収集する、その間NASAは人間を宇宙空間に送り出していた。これらのことを思い浮かべていただければ、おおよそは想像していただけるでしょう。

1960年代のSFテレビシリーズから名付けた「The Outer Limits」は、私が音楽と幻想的なストーリーテリングを通じて未知を探検するもう一つの機会です。このラジオ番組の目的は、まず第一にワイルドな経験を提供することです。これは私たちひとりひとりがもっと必要としていることだと私が信じていることです。これらのエピソードは、妥協のない方法で伝えられ、従来のラジオとは異なる方法で構築されます。「The Outer Limits」は有用な情報をこれまでにない形式で提供していきます。
 

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