SING LIKE TALKING、約3年ぶりの全国ツアー開幕で満員のオーディエンスを魅了
デビュー30周年を迎えるSING LIKE TALKINGが、約3年ぶりとなる全国ツアー「2018 The Tour with Next Generation」を1月20日、東京・豊洲PITからスタートさせた。
完成度の高い音源と変わらない、揺るぎない演奏を聴かせることで定評のある彼らのライブだが、このツアーではタイトルの通り、その音楽を10代の頃に聴いてミュージシャンを志した、彼らの次の世代を担う気鋭のプレイヤーたちを起用。
いつもながらの隙のない演奏に、いつもとはちょっと違う初々しさと言ってもいいような“ハツラツ”としたエネルギーが加わったパフォーマンスで、満員のオーディエンスを魅了した。
デビュー30周年のアニバーサリー・イヤーのオープニングを飾るツアーでもある今回のステージは、ツアーに先駆けてリリースされた4年半ぶりのアルバム「Heart Of Gold」からの新曲はもちろん、「La La La」や「Seasons Of Change」「Rise」など30年のキャリアを彩ってきた代表曲、人気曲を次々に披露。
長年のファンも、あるいは昨年暮れに話題を呼んだドラマ「ブラック・リベンジ」の主題歌「闇に咲く花 〜The Catastrophe〜 feat. サラ・オレイン」を聴いて興味を持った新しいリスナーも、それぞれに楽しめるセット・リストを展開して、あっという間の3時間に。
そして、コアなファンにとっては、初々しささえも感じさせる演奏だからこそさらなる深まりも予感させ、ツアーの本数が重なっていくなかでのパフォーマンスの変化を期待せずにはいられない内容だっただろう。
ツアーは、この後、大阪、名古屋、仙台と続き、3月25日のTOKYO DOME CITY HALLでファイナルを迎える。