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和楽器バンド 横アリ公演に一青窈がサプライズ登場、全国ツアー開催を発表

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和楽器バンドが1月27日、神奈川・横浜アリーナにて「和楽器バンド 大新年会2018横浜アリーナ 〜明日への航海〜」を開催した。

毎年恒例となっている大新年会ライブは今年で5年連続の開催となり、2014年渋谷Club Asia(300人動員)、2015年渋谷公会堂(2,000人動員)、2016年日本武道館(10,000人動員)、2017年東京体育館2日間(15,000人動員)、そして今年は過去最大規模となる横浜アリーナ公演となった。

サブタイトルの「明日への航海」には、ここから新しい大海原に出ていくという意味が込められており、今まで和と洋が融合された前例のないロックバンドとして5年間活動し、昨年11月には初のベストアルバム「軌跡 BEST COLLECTION+」を発売することでひとつの節目を迎えた今、この横浜アリーナ公演は、和楽器バンドがネクストステージへ進んでいく力強さ、そのスケールの大きさをまざまざと見せつけるエンターテインメントとなっていた。

オープニングは初のシングル曲「雨のち感情論」でスタート。続けて「起死回生」や「天樂」など、テンションの高い演奏でオーディエンスを畳み掛け、剣舞隊を従えた「反撃の刃」では鈴華(Vo)の鬼気迫るパフォーマンスに圧倒されるばかりであった。

その後も今週発売されたばかりの新曲「雪影ぼうし」をファンの前で初披露するなど、ステージ両端からセンター席の中ほどまで伸びるウィングを縦横無尽に駆け回り、会場の広さを全く感じさせないパフォーマンスを展開。総勢44名におよぶ、剣舞隊や和太鼓隊、そして三味線隊やダンサーも迫力のある動きでバンドを盛り立てた。

この日一番の盛り上がりを見せたのは、サプライズで一青窈が登場したシーン。和楽器バンドが昨年中国及び台湾で長く愛されているジェイ・チョウの名曲「東風破」の日本語訳詞を、和楽器バンドのメンバーがリスペクトし、日本と台湾の架け橋として活躍する一青窈に依頼したことがきっかけとなり実現。

鈴華は「今年がデビュー15周年というお忙しい中に来てくださり、一緒に歌えた事に非常に感激しています。」と語り、一青窈と共に「東風破」をしっとりと艶やかに歌い上げた。

ライブの後半戦は、鈴華と町屋(ギター)のツインボーカルが魅力の「シンクロニシティ」や和バラード「オキノタユウ」、そして本編ラストは「千本桜」で締めくくった。

アンコールでは、和楽器バンドが結成して一番最初に音を合わせたという「六兆年と一夜物語」、続けて「暁ノ糸」「花になれ!」を披露。ファンと共に創り上げた全23曲、約2時間30分に渡る「和楽器バンド 大新年会2018横浜アリーナ 〜明日への航海〜」は幕を閉じた。

なおステージ上のスクリーンにて、「和楽器バンド TOUR 2018(全国25都市26公演)」がサプライズで発表されると、大歓声が沸き起こった。今や世界へと人気を拡大させている和楽器バンドが今年も音楽シーンを席巻することになりそうだ。

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