CNBLUE、10万人動員のアリーナツアーよりファイナル公演をWOWOWで独占放送
10月にリリースした6thアルバム「STAY GOLD」を携えて、11月から全国9公演で開催してきた「CNBLUE 2017 ARENA TOUR 〜Starting Over〜」のツアーファイナルが、12月1日に神奈川・横浜アリーナで行なわれた。WOWOWでは、この模様を22:30よりWOWOWライブで独占放送する。
CNBLUEが、“新たなスタート”を掲げた今回のライブは、彼らがこれからもロックバンドとして進化を続けていくこと、そこには必ず日本のファンが一緒であることを約束する、笑顔の満ちたものだった。
ステージを客席が360°取り囲む会場。その客席側からメンバーが登場するというサプライズで「This is」からライブはスタートした。
横浜アリーナが割れんばかりの歓声に包まれるなか、心地好いグルーヴで踊る「SHAKE」、ダンスナンバー「Face to face」など、CNBLUE史上最もポップサウンドを追求したアルバム「STAY GOLD」から軽妙でオシャレな収録曲たちが次々に披露されていく。
「俺たちの全てをみなさんに捧げます!」。ジョン・ヨンファ(Vo・Gt)の熱い言葉からもファイナルにかける気合いが伝わってきた。
前半のカラフルでキラキラとした雰囲気から一転して、繊細に奏でるギターのフレーズにのせてスイートなハーモニーを聴かせた「HEART song」や、力強いコーラスがスケール感のある演奏とともに響き渡った「Only Beauty」など、美しいメロディに酔いしれたバラードゾーンのあと、ステージが真っ赤に染めた「Get Away」からはロックゾーンへと突入。
イ・ジョンヒョン(Gt・Vo)がメインボーカルをとる「Voice」、ヘヴィでダンサブルな「Tatto」など、彼らの原点にある真骨頂のロックナンバーが激しく心と体を揺さぶっていく。音楽シーンのトレンドを貪欲に吸収しながら、ダンス、ポップ、ロックへとかたちを変えてゆくCNBLUEの音楽にジャンルの垣根など一切ない。
「この曲を横浜アリーナで歌えて幸せです」と紹介したのは、ヨンファが一人でギターを弾きながら歌い出したUKロックのにおいが漂う「Y,Why…」だった。
そこから「Eclipse」や「YOU’RE SO FINE」というダークなインディーズ時代の曲を続けて演奏するシーンは、この日のハイライトのひとつだ。彼らにとって横浜アリーナはインディーズ時代の最後にライブを行なったという思い入れのある会場なだけに、この場所で初期曲の数々が披露された意味は大きい。そして、「Starting Over」で会場を一体にして熱狂のうちに幕を閉じた。