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Block B、2018年始動となるツアーを1万人動員し完遂

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Block Bの、2018年始動となるツアー「Block B 2018 BLOCKBUSTER IN JAPAN」が、2月14日・15日 Zepp Nagoyaを皮切りに、計3会場6公演にわたりおよそ10,000人の観客を動員し行われた。

今回のライブは、韓国で1月末に行われたライブに引き続き、DJ、ドラム、ギター、ベース、キーボードのバンドが参加。Block Bの代名詞でもあるワルガキイメージのポップな曲に生バンドによる様々なアレンジを施し、ミディアムテンポ楽曲や、バラード楽曲を多く取り入れた構成で、Block Bの新たな武器になるであろう大人の魅力あふれるライブとなった。

2月21日 Zepp DiverCityで行われた最終公演には会場を埋め尽くすファンが。スクリーンにはスパイ映画をイメージした映像が流れ、紗幕の後ろにメンバーのシルエットが映ると大きな歓声があがり、日本1stアルバムのタイトル曲で日本オリジナル曲「My Zone(JP ver.)」からライブがスタートした。

Block Bの楽曲を多く手掛けるリーダージコの広い音楽性を感じさせる楽曲で、会場を一気にBlock Bの世界に引き込む。2曲目はアメリカiTunes K-POPチャートで1位を獲得した「Shall We Dance(KR ver.)」。次々に変化するリズムが心地よく、メンバーも今日のライブを最初から楽しんでいるように笑顔を多く見せた。そんなメンバーの楽しい雰囲気にぴったり、彼女に振り回される男性の心を表した歌詞と、可愛らしい振り付けで人気の「Yestarday-JP ver-」で会場は一つになり、切ない別れと諦めをテーマにしたMVも話題を呼んだ

最新曲「Don’t Leave(KR ver.)」の日本初披露へと続いた。優しく問いかけるように歌うメンバーの声が印象的な「A Few Years Later(KR ver.)」では、ドラムの音を重ねたバンドアレンジで、さらに重厚なバラードの色合いに。続くミディアムバラードの名曲「Toy(JP ver.)」はピアノソロでスタート。伴奏音を最小限に抑えメロディがさらに際立つアレンジに、メンバーも美しい歌詞をかみしめるように歌う姿を見せた。サビ前に一瞬の静寂をはさみ、フルバンド演奏とダンスパフォーマンスが加わるアレンジも見事だった。

MCではジェヒョが、テイル、パクキョンと旅行先で焼酎を浴びるように飲んだエピソードを披露するなど、いつものワルガキっぷりを垣間見せつつ、韓国での新曲活動や単独ライブ、ビボムは舞台、ユグォンはドラマ出演など忙しく過ごしていたという近況を報告。

ユニット、ソロステージコーナーに移ると、テイル、ジェヒョ、ユグォン、ビボムのボーカルラインの楽曲でパクキョン作詞作曲の「Like This(KR ver.)」、日本限定企画アルバム“Block B PROJECT-1”収録のジェヒョソロ曲「Bus Stop」に続き、メインボーカルテイルの1stデジタルシングル「Inspiring(KR ver.)」が日本初披露された。さらに、Block Bの日本語担当でもあるユグォンはファンにお馴染みの自作曲「痛くない」を激しいダンスで魅せ、ビボムは初作詞作曲「YOU」をフューチャリングのピオと共に披露。

ラストにはBlock Bのユニットと言えばこの人たちビボム、ユグォン、ピオのBASTARZが楽曲の中でも特に男らしさあふれる2曲「Make it Rain(KR.ver)〜品行ZERO(JP ver.)」をドラムとベースの重低音を感じる力強いアレンジのメドレーで披露し、会場はBASTARZの単独ライブのような盛り上がりに。

その後7人全員が再び登場。Block Bのライブの定番曲でもある「Dreams Come True(KR ver.)」は、ギターの美しい音色とラテンのリズムが印象的な大人のバンドサウンドを思わせるアレンジに。続くファンからの人気の高いバラード「Be The Light(JP ver.)」では、美しいメロディをさらにドラマチックに彩るJ-POPバンドのようなアレンジで、新たな名曲が誕生したようにも感じた。

ライブも終盤を迎えると、ポップなミディアムテンポの楽曲「One Way(KR ver.)」での可愛らしい振り付けや、「Walkin’ In The Rain(JP ver.)」でテイルがジコの頬に不意打ちでキスをしたり、続くMCではメンバー同士のちょっかいの出し合いも多数見られたりなど、Block Bの魅力の1つでもあるワルガキの一面が見えはじめ、一気にワルガキパワー全開に。

「Jackpot(JP ver.)」、「HER(JP ver.)」とBlock Bの楽曲の中でもMAXの疾走感と爽快感を持つ2曲では、コール&レスポンスもばっちり。会場はダンスパーティーのような盛り上がりを見せ本編は幕を閉じた。アンコールは「Nice Day〜NolinA(JP ver.)」のメドレーからスタート。

続く大ヒット曲「Very Good(JP ver.)」と共に体にダイレクトに響く重低音が印象的なアレンジにより、ポップなHIP HOP色の強かった曲に新たな魅力を加えた。メンバーは、ステージを走り回り、時にステージを降り、全身で生バンドの音とリズムを感じながらファンと一緒にBlock Bの音楽を楽しんでいるようだった。

ここでラストの曲のはずが、セットリストになかったジコのソロ曲「Artist」のイントロが突然かかる。ジコ本人だけが知らされていなかったと言うサプライズだったが、ジコはもちろんMVにダンスで参加したユグォン、ダンサーが全力のパフォーマンスを見せ、他のメンバーも含め会場は大盛り上がり。

そしてついにやってきたツアーのラスト楽曲は、最後にふさわし美しいメロディを持つ名バラード曲「Movie’s Over(JP ver.)」。3カ所6公演のツアーの終了を惜しむように、会場のファンを愛おしそうに見つめながら歌うメンバーの姿も。最後はメンバー全員で手をつなぎ深々と礼をしライブは終了した。

今まで見せてきたBlock Bの自由で奔放、ワルガキのような魅力に加え、様々な経験を重ねた大人の男性としての魅力、さらにはBlock Bの楽曲の素晴らしさを改めて感じられるライブツアーとなった。

写真:©irving

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