chay、10月にブルーノート東京でデビュー5周年記念ライブ開催決定
Photo by 石井亜希
6月に2ndアルバム「chayTEA」をリリースし、そのアルバムを引っさげた全国ツアー「chayTEA Tour 2017」を8月1日の仙台からスタートさせた。仙台、広島、福岡、名古屋、大阪と5公演を大成功に収め、いよいよファイナルである東京・人見記念講堂での公演を迎えた。
会場に集まるファンを見ると、本当に幅広いファンに愛されていることが分かる。
女性ファンが多いかと思いきや、男性ファン、そして可愛い子供達の姿も。先行のグッズには長蛇の列が出来ていて、アルバムジャケット写真をモチーフにしたタオルを首から下げるファン、chayと同じコーディネートをしたファンたちが様々なアイテムを身に着け、今か今かとライブのスタートを待ちわびていた。
いよいよライブスタート。
インスタグラム風の映像が投影され、今までの公演の写真が次々と写し出される。映像が進むにつれ今か今かと観客の手拍子が増えていき、会場のボルテージが高まっていく。
ステージに張られた幕が一気に下ろされ、chayの登場。「恋のはじまりはいつも突然に」でスタート。
ボリュームのある白いドレスにデニムシャツを羽織り、太いベルト、そして花冠をつけ、アコースティックギターを持って可愛らしく歌う姿に、会場の視線は釘付けになる。
「chayTEAツアーへようこそー!!」と叫ぶと、続けて2014年にリリースされたシングル「運命のアイラブユー」で更に会場のテンションも上がる。
続く「Twinkle Days」では、今回のツアーで初お披露目となった、装飾が美しいゼマティスのエレキギターでイントロをかっこ良く弾き、魅せつける。
chayの華やかな衣装はもちろん見どころの一つなのだが、曲ごとにギターを持ち替え、かき鳴らす姿も見どころの一つ。“カッコ可愛い”とはまさにこの姿であろう。
「今日はファイナル!全員で楽しもうね!!」と、とにかく楽しそうにギターを弾く姿が印象的だ。
続けてはドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」のテーマソングでもおなじ荒井由実のカバー「12月の雨」を披露。これはプロデューサーに鈴木茂を迎えた事でも話題となった楽曲。
アコースティックギターを軽快に弾きながら歌う姿に会場のテンションも上がる。そのままアコギで「好きで好きで好きすぎて」を披露。手拍子は更に響き渡る。
あっと言う間に5曲を歌い上げると、バンドメンバーがステージ中央に集まってきて、アコースティックパートが始まる。
花冠から、ベージュのハットに変え、「ちょっとウェスタン風に!」と笑うchayに「可愛いー!!」の声が上がる。
バンドメンバーを紹介しながら、中央に集まったメンバーと演奏を始める。
アルバム収録曲であり、初めて全編英語詞に挑戦した「Kiss me」を披露するが、ここではchayはバンジョーギターを奏でる。
バンジョーから次はウクレレに持ち替え、こちらもアルバム収録曲「Be OK!」を楽しそうに歌う。
アコースティックギターから、エレキギター、そして、バンジョーからウクレレ…様々なギターを次々と弾き分ける。
「Be OK!」では、会場のコール&レスポンスを煽り、ファンとの大合唱。とてもHAPPYな空間となった。
この楽曲を作る時に、ライブをイメージしながら、ファンと一緒に歌いたい!という想いから作った楽曲だったため、実現できた喜びをchayもかみしめているようだった。
バンドメンバーがはけ、キーボードとchayだけになる。上に羽織っていたデニムを脱ぎ、また印象が変わって全身白いドレス姿で、「みんなの心に寄り添える曲になれば…」という想いを込めて作った楽曲「You」を熱唱。涙を浮かべるファンの姿があった。
そして、バンドメンバーのセッションが始めると一旦、chayがステージから姿を消す。
セッションが終ると、再び、chayが登場。
ポニーテール、黒のライダースを羽織り、赤いミニスカート、そしてスニーカーで登場したchayはいつもの印象とは違った。
ロック調の「Don’t Let Me Down」のイントロでポニーテールを振りみだしながらエレキをかき鳴らす。その姿に会場のファンは息をのんだ。
勢いよく歌い上げると、ゆっくりと話出す。
「今年の10月でデビュー5周年を迎えます」、ここまで音楽活動が続けられた事、そしてデビュー当時の路上ライブをやっていた頃の話を語り始め、当時19歳のころに自身で書いた「nineteen」という楽曲を披露する。会場全体がchayの歌声に聴き入っていた。
「nineteen」が終ると、ライダースを脱ぎ、ボーダーに赤いミニスカート、おへそがちらりと見えるキュートな衣装に早変わりした。
一気に会場の空気が変わり、「みんな盛り上がって行くよ―!!!!!!」とアルバム「chayTEA」の中でもPOPな曲「恋はアバンチュール」を右に左にステージを走り周りながら、歌う。
会場のボルテージも上がって行く。
「まだまだ行くよー!!!」とタオルを回しながら「Summer Darling」、そして「真夏の惑星」と続けざまに披露し、会場の熱気がどんどん上がって行く。
熱気があがったまま、「最後の曲です!!!」と、50万ダウンロードを記録したヒット曲「あなたに恋をしてみました」を彼女のトレードマークでもあった、ラインスト―ンが散りばめられたエレキギターで歌った。大合唱となった。
大歓声、凄い熱気の中、本編は幕を閉じた。
アンコールのコールの中、再びchayが登場。
デビュー前からあった曲で、未だCD音源になっていない「Together」を歌い上げ、最後に、「本当に今日はありがとう。私とって大事な曲を歌います。」と「それでしあわせ」を歌い上げた。
あまりにも力強い歌声に、会場にはタオルで涙を拭う姿が。chayの歌声に会場にいる全てのファンが聴き入った。
深いお辞儀で、ファンに感謝を伝え、割れんばかりの大きな拍手の中、幕を閉じた。
目でも耳でも五感で楽しめるアーティストになりたい!と彼女が掲げてきたも目標に一歩近づいたライブと言えるだろう。
chayは、デビュー5年を記念したライブを10月5日にBlue Note Tokyoで行う事も決定している。
セットリスト
M1-恋のはじまりはいつも突然に
M2-笑顔のグラデーション
M3-運命のアイラブユー
M4-Twinkle Days
M5-12月の雨
M6-好きで好きで好きすぎて
M7-Kiss me
M8-Be OK!
M9-You
M10-Don’t Let Me Down
M11-nineteen
M12-恋はアバンチュール
M13-Summer Darling
M14-真夏の惑星
M15-あなたに恋をしてみました
EN1-Together
EN2-それでしあわせ
ライブ情報
JCB Presents chay 5th Anniversary “chay’s suite room”
2017年10月5日(木)Blue Note Tokyo
1st:OPEN17:30/START18:30
2nd:OPEN20:20/START21:00
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