家入レオ、東名阪で開催のZeppツアーが東京よりスタート 邦楽曲カバーをライブ初披露
家入レオが、5周年を記念し東名阪をまわるZeppツアー「5th Annibersary Live at Zepp」を9月6日東京・Zepp DiverCityよりスタートさせ、チケット完売となった2,500人を魅了した。
Zeppツアーを行うのは、昨年2月に開催し、東名阪をまわった「家入レオ LIVE at Zepp 2016 〜two colours」以来、約1年7か月ぶり。なお、今回のツアーバンドメンバーは2月15日にリリースした初のベストアルバム「5th Anniversary Best」にも収録され、第95回全国高校サッカー選手権大会応援歌となった「それぞれの明日へ」の編曲を手掛けた本間昭光氏のスペシャルバンド編成となっている。武道館公演が5年間の集大成と家入自身が位置づけ、今まで支え続けてくれたバンドメンバーと共にファンへ贈った感謝のステージだったのに対し、このツアーでは「新たな自分と出会う」を自身のテーマに新しい音を迎えて届けていく。さらに今回のツアーでは、話題沸騰中の最新曲「ずっと、ふたりで」はもちろんのこと、サプライズ的演出のひとつとして邦楽カバー楽曲を自身のライブにて初披露し(過去に邦楽楽曲をカバーした実績はテレビ番組の企画としての歌唱のみ)、随所で家入レオの新たな一面が垣間見れる構成となった。
定刻の19時をまわり会場が暗転すると、バンドメンバーが登場。デビュー曲「サブリナ」の演奏が始まり、観客からは大きな手拍子が。そして、「サブリナ」の歌い出しと共に家入にスポットライトが当たると客席からは歓声が上がり、勢いよくライブはスタート。「5th Anniversary Live at Zepp よろしく!」と話すと3rdアルバム「20」に収録されている「lost in the dream」などを新たなアレンジで続けざまに披露し、「みんな元気―?平日にもかかわらずこんなにたくさんの人が来てくれて嬉しい!ありがとう!今日はたくさん音のシャワーを浴びて、日頃の嫌なこととか全部お互い忘れて帰れたらなと思っています。グルーヴとかアレンジとか耳を澄ませて楽しんでもらえればと思います!よろしくお願いします!と話した。
その後「秋の訪れを感じてくれるのではないかと思ってこの曲を持ってきました。もう夏も終わって、秋ですけど、みなさん夏は楽しみましたか?これからもう一曲お届けしようとしているんですけど、タイトルに夏が入っているんですが、私は実は秋に聞くのが一番しっくりきていて、この夏切ない出来事とかあった人とか楽しいことあった人もそうだろうけど、過ぎ去ったあとの方がキュンとすることがあると思うんです。色んな思い出を重ねて聴いてもらえたらと思います。」と話し、アコースティックギターの弾き語りで「君がくれた夏」を披露した。
ライブ中盤になると、「改めて5周年ほんとにみんなありがとう!これからも楽しくまっすぐ音楽届けていけたらと思います!今回このZeppで新しいことをやってみようと思いまして。今まで洋楽のカバー曲は何度かライブで披露したりしてるんですけど、邦楽のカバーをツアーで披露したことがなくて、今回初めて歌いたいと思います!」「新曲「ずっと、ふたりで」は歌謡曲のDNAが入っていると思っていて。母の影響で小さい頃から山口百恵さんや中森明菜さんの曲をよく聴いてたんですけど、最近になって改めて歌謡曲を聴き直すようになって、私も歌ってみたいなという気持ちになりまして、今日何曲か持ってきましたので楽しんで頂けたらと思います!」と話し、「ひと夏の経験」をブルーとピンクの照明が光る中、凛々しく力強く歌い上げると観客からは大きな拍手と歓声が上がり、会場は一気に沸きあがった。
続いて「最近はギターだけではなく、ピアノも触るようになりまして。この曲は仲良くさせて頂いている藤原さくらちゃんにおすすめの洋楽のCDを借りて、それが力の抜けたラフなアレンジで自分もこんな曲作ってみたいなと思ってピアノ1本で作った曲です。レオちゃんて猫っぽいねってよく言われるのでそれをヒントに作りました。」と話し、最新曲「ずっと、ふたりで」のカップリング曲「だってネコだから」をキーボードでの弾き語りで披露。2コーラス目からはまさにネコのように軽やかに、スカートをひるがえしながら歌うなどキュートな一面も。そして、「僕たちの未来」では集まった観客と共に腕を突き上げ、大盛況にて本編は終了した。
観客の盛大なアンコールで再登場した家入は「今日こうして歌って、みんなの顔を見て、大好きなバンドメンバーと大好きな音楽できて本当に最高だなと、贅沢だなと思いました。これからも自分らしくまっすぐ音楽届けられたらと思います。そんな気持ちを込めて次の曲歌いたいと思います。」と話し、最新曲「ずっと、ふたりで」を切なくも優しく歌い上げると、満員の客席からは盛大な拍手が沸き起こり、この日の公演は幕を閉じた。
なお、本ツアーは9月7日の東京含め9月21日の大阪ファイナル公演まで全6公演が予定されている。
撮影:田中聖太郎