大塚 愛 インタビュー掘り起こし企画第1弾公開、「エイベックスに私の楽曲なんて送るだけ無駄」って思いこみをしていた。
デビュー当時からのブレない意志と“これから”を魅せた大塚 愛が、デビュー14周年を記念した14年間のインタビュー掘り起こし企画&配信プライスオフキャンペーンを実施。その第1弾が公開された。
大塚愛「愛 am BEST」インタビューより(2007年3月)
「エイベックスがビジュアル重視だと思っていたんです(笑)。だから『ここは多分関係ないな。私の楽曲なんて送るだけ無駄』って勝手に思ってたんです」前年のデビューイヤーに発売した「さくらんぼ」が2004年春にピークを迎えるロングヒット。続く「甘えんぼ」で地上波の音楽番組に初進出し、立て続けに「MUSIC STATION」や「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」にも出演、最初のブレイクを迎えたタイミングで彼女は「学園祭ツアー2004」を敢行した。その日本大学文理学部でのライブで「(デモテープを)最後の最後までエイベックスだけには送らなかった」と発言。
これについてインタビューしたところ「エイベックスがビジュアル重視だと思っていたんです(笑)。だから『ここは多分関係ないな。私の楽曲なんて送るだけ無駄』って勝手に思ってたんです(笑)。まぁでも最後の最後に『まさか』とは思っていたんですけど、とにかく焦ってるんで、『数撃ちゃ当たる!』と思って(笑)エイベックスにも送ってみたら、エイベックスから話が!っていう。まず電話が来たんです。市外局番“03”の番号から。でもその当時“03”から始まるイタズラ電話が流行っていたから『ついに私にまで来た!これは危ない!』と思って出なかったんです(笑)。でも留守電が入っていたのでそれを聞いたんですけど、これがまた聞き取りにくくて。『エイベックスの・・・』までは聞こえたんですけど、「これは怪しい。電話を掛けたら凄まじい通話料を請求されるやつだ!」とコメント(笑)。
そして「で、それから掛けたんだか掛かってきたんだか、ちょっとそこは憶えてないんですけど、まぁとにかく怪しいお兄ちゃんとのやり取りで。あの、すごく胡散臭い声に聞こえたんですよ。」と警戒しまくりながらも、松浦さん(エイベックス社長)に会って「あ、本当なんだ」となったそうだ。ちなみに、大塚 愛は社長から「エイベックスはもっと幅広く行く。そのキッカケにしたい」って言われており、実際にそれまでのエイベックス=ダンスミュージックというイメージを変化させる立役者となった。
Text by 平賀哲雄
本企画は第9弾に分けて年末まで実施予定。この機会に大塚 愛という人物を振り返ってみよう。
なお、本日9月13日から2週間、大塚 愛の1stアルバム「LOVE PUNCH」の配信プライスオフを実施。次回2週間後の9月27日からは、2ndアルバム「LOVE JUM」が配信プライスオフになるのでチェックしてみよう。