ソニー、新レーベル「粋凜」第1弾リリースは江戸浄瑠璃の最古典「河東節 全集」

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ソニー・ミュージックダイレクトが2017年10月より発足する邦楽(和楽)専門の新レーベル「粋凜」(すいりん)からのリリース作品第1弾として、江戸浄瑠璃の最古典「河東節 全集」を10月4日に発売する。

今作は、現代に生きる江戸浄瑠璃の最古典、河東節(かとうぶし)現行曲の集大成と言えるもの。河東節は、享保2年(1717年)に初代 十寸見河東(ますみかとう)によって開曲され、今年で300周年を迎える。当初は歌舞伎の舞台で演じられていたが、やがて常磐津(ときわず)や富本(とみもと)などの豊後系浄瑠璃に押され、歌舞伎十八番の「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」でのみ演じられるようになった。そのため古い形のまま今日まで伝承され、貴重な文化財となっている。

「河東節 全集」は、1975年から4年の歳月を費やし、浄瑠璃を重要無形文化財保持者(人間国宝)の山彦節子、三味線は六世 山彦河良を中心に、最高のメンバーで録音された斯界(しかい)の名演による全41曲、CD12枚組の作品。代表的な「助六」をはじめ、一中節との掛け合いによる「十二段」「舟の内」、幕末の大曲「橋弁慶」など全曲を初CD化、本作品でしか聴くことのできない貴重な音源をまとめた、必聴の名盤集となっている。

収録楽曲など詳細はソニー・ミュージックダイレクトの「河東節 全集」オフィシャルサイトにて。

リリース情報
「河東節 全集」
2017年10月4日発売
CD12枚組(歌詞解説書付/全148頁):MHCL 2713~24 27,778円+税

「河東節 全集」オフィシャルサイト
http://www.110107.com/katoubushi

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