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武部聡志×藤澤ノリマサ、カバー企画の生ライヴ実現「10曲集まったら本当にアルバムを作りましょう!」

アーティスト

 2017年に還暦を迎えた日本代表する音楽家:武部聡志が、40年の音楽活動の中でゆかりの深いアーティストをボーカルに迎え、武部聡志との2人構成で行う贅沢なプレミアムライヴ「武部聡志 Premium Duo Session」の記念すべき第1弾が、10月1日東京・渋谷のJZ Brat SOUND OF TOKYOで、ポップオペラの貴公子:藤澤ノリマサをゲストに迎え、開催された。

武部聡志と藤澤ノリマサと言えば、武部聡志のアレンジ及びピアノ演奏をバックに、藤澤ノリマサが日本の名曲をポップオペラでカバーして世界に発信するYouTube動画「藤澤ノリマサのポップオペラ名曲アルバム」が、国内外から大反響を呼んでいる。今回のプレミアムライヴでは、その名演が初めて生披露されるということで、第1部&第2部共に即日完売。満員の聴衆の中、贅沢な“ピアノ”と“声”の共演が奏でられた。

武部聡志のピアノのイントロを合図に、藤澤ノリマサが場内をゆっくりと歩いて登場。1曲目は、武部聡志がプロデュースを手掛け、藤澤ノリマサの6thアルバム「MESSAGE」にも収録されている13th両A面シングルの「Brand New Day」。一夜限りの、たった一日の今日という新しい日が始まった。

MCで武部聡志は、大切な音楽仲間だという藤澤ノリマサを「記念すべき1回目はノリくんしか考えられなかった」と紹介。1分で全席が完売した事を告げると、藤澤ノリマサは「僕も試しに声色を変えて、予約の電話をしたら売り切れでした!? JZ Bratは、よくライヴをブラッと見に来るんですが(笑)…ライヴをするのは初めてです」と笑わせる。

ここからは、「ポップオペラ名曲アルバム」コーナー。「今日は全曲やっちゃいます!」の声に大歓声。まずは、YouTubeでも、第1弾で公開された「瑠璃色の地球」(オリジナル:松田聖子)を披露。まさに武部聡志が31年前の1986年にオリジナル・アレンジを手掛けた名曲。過去、たくさんのアーティストによってカバーされてきた「瑠璃色の地球」が、新たなる歌い手と出逢った貴重な瞬間だ。続けて、テレサ・テンが1986年に発表した永遠の名曲「時の流れに身をまかせ」。

日本だけで200万枚を突破し、紅白歌合戦でもテレサ・テンで2回、カヴァーした徳永英明でも1回歌われている大ヒット曲。藤澤ノリマサは、小学生の時に、この曲を札幌の町内のカラオケ大会で歌い、優勝した思い出も!

MCをはさみ、10月1日よりYouTube公開となる「シルエット・ロマンス」(オリジナル:大橋純子)。元々は、恋愛小説のレーベル「シルエット・ロマンス」のイメージ・ソングとして、来生えつこが作詞、来生たかおが作曲を担当。じわじわとロング・ヒットを続け、遂には、1982年の第24回日本レコード大賞・最優秀歌唱賞を受賞した名曲だ。

ここで、武部聡志も前に出てきて2人並んでのトーク・タイム。打ち合わせと称して、ワインを2人でよく飲んでいる話しや、藤澤ノリマサが尊敬するデイヴィッド・フォスターやセリーヌ・ディオンの話しで盛り上がる。次の曲は今夜、唯一の洋楽カバー曲で、デイヴィッド・フォスター作曲の「You Can Have Me Anytime(トワイライト ハイウェイ)」(オリジナル:ボズ・スキャッグス)。今後は、日本の名曲だけではなく、洋楽カバーにも期待したくなる。

そして、MCをはさみ、今夜のライヴが初披露となる「ルビーの指環」(オリジナル:寺尾聰)と「勝手にしやがれ」(オリジナル:沢田研二)を立て続けに熱唱。

「ルビーの指環」は、言わずとしれた1981年の国民的大ヒット曲で、第23回日本レコード大賞の各賞を総ナメにし、TBS系「ザ・ベストテン」で前人未到の12週連続1位&オリコン年間シングルチャート1位を記録。武部聡志は当時、寺尾聰のバックでピアノを弾いており、1981年は1年中、「ルビーの指環」を弾いていたという。

「勝手にしやがれ」は沢田研二の代表曲だが、1977年発表という事から今年で誕生40周年を迎えた名曲。藤澤ノリマサのリクエストで選曲されたが、スロー・テンポの曲が多い「ポップオペラ名曲アルバム」の中では異色の仕上がり。オリジナルとは一味違うミドル・テンポの構成に、聴衆も拍手喝采の大盛り上がり。

その後、藤澤ノリマサの「月の光」「Songo〜夢〜」で本編は終了。アンコールでは、藤澤ノリマサの代表曲のメドレーを披露!贅沢な一夜限りの「Pf 武部聡志×Vo 藤澤ノリマサ」のプレミアム・ライヴは幕を閉じた。

「武部聡志 Premium Duo Session」Vol.1 Pf 武部聡志×Vo 藤澤ノリマサ」
セットリスト
(※1stショー)
M1 Brand New Day
M2 瑠璃色の地球(オリジナル:松田聖子)
M3 時の流れに身をまかせ(オリジナル:テレサ・テン)
M4 シルエット・ロマンス(オリジナル:大橋純子)
M5 You Can Have Me Anytime(トワイライト ハイウェイ)(オリジナル:ボズ・スキャッグス)
M6 ルビーの指環(オリジナル:寺尾聰)
M7 勝手にしやがれ(オリジナル:沢田研二)
M8 月の光
M9 Songo〜夢〜

EC メドレー(ダッタン人の踊り〜愛の挨拶〜VINCERO-ビンチェロ-〜希望の歌-交響曲第九番-)