倉木麻衣が京都学生祭典に15年ぶり登場、学生とのコラボで2曲熱唱
今年で15回目を迎える京都学生祭典。立ち上げられた2003年、立命館大学の学生として第1回実行委員を務め、スペシャルライブを行った倉木麻衣が、節目の今年、グランドフィナーレにスペシャルゲストとして登場した。
学生時代を立命館宇治高校及び立命館大学で過ごした倉木。京都を「第二の故郷」と呼ぶほど愛着が深く、先月には京都観光おもてなし大使に任命されたばかり。その際には、第1回京都学生祭典実行委員として学生と協力して京都を盛り上げられたことが今でも大切な思い出であり宝だと語っている。
15年前の第1回のGrand finale企画では学生としての参加だったが、今回の15年ぶりの参加では、“Kyoto Student Music Award”の優勝団体の演奏の講評を任された。今回プレゼンテーターとして出演したことについて倉木は「第1回目は実行委員として参加させていただきましたが、15年後またこうして、京都の街を学生の皆さんと盛り上げることができて本当に嬉しいです。」とコメントした。そして“Kyoto Student Music Award”の優勝団体の演奏を聴き、「素晴らしかったです。心に染み渡る歌声と素晴らしい演奏を聴かせていただき、音楽が大好きな気持ちが伝わってきて、デビュー当時のことを思い出しました。聴いていてパワーをいただき、私も頑張らなくては!という気持ちになりました」と感動を伝えた。
そして夕暮れ後、第15回記念スペシャル企画「合唱×プロジェクションマッピング」にサプライズ登場した倉木。京都の大学生約50名が勢ぞろいしフレッシュなコーラス隊が結成されたステージに、京都をイメージして製作された倉木の楽曲「Time after time 〜花舞う街で〜」の前奏が流れる中、倉木がステージ登場。会場からは大歓声が沸き起こった。男女混声のコーラスは優しく力強く倉木の楽曲を彩っていく。京都造形大学の学生が製作したプロジェクションマッピングが投影された大提灯、バックの平安神宮を美しく照らす照明とのコラボレーションは幻想的な空間を演出していく。続く楽曲は倉木として初となる地名を入れた新曲「渡月橋 〜君 想ふ〜」だ。こちらも曲名が発表されると同時に大歓声が響き渡った。京都を舞台に大ヒットしたこの曲を倉木の歌声と大学生が美しく奏で、会場は感動の渦に包まれていった。
学生とのコラボレーションについての感想を「本当に素晴らしい歌声でした。こうして15年経って私が大切にしている京都をイメージして作った『Time after time 〜花舞う街で〜』と最新曲『渡月橋 〜君 想ふ〜』を大合唱させていただき、とても心に響きました。15年前の学生時代のことを思い出して、とても素敵な時間でした。」と語り、また京都の思い出としては「大学時代は音楽活動と学校の両立で大変な時期がたくさんあったのですが、第1回目の京都学生祭典に参加させていただいたことがあって、今の自分がいるんだなあって振り返ることができました。」と語った。