左から、サム・ライリー、アンジェリーナ・ジョリー、MIYAVI
10月3日(木)東京・六本木ヒルズ アリーナにて、映画『マレフィセント2』のジャパン・プレミアが行われ、マレフィセントを演じるアンジェリーナ・ジョリーと、マレフィセントに仕えるカラスのディアヴァル役サム・ライリーが登壇した。また、MIYAVIも急遽参加し、レッドカーペット・イベントに登場している。
『マレフィセント』は、ディズニーアニメ『眠れる森の美女』を、ヴィラン(悪役)であるマレフィセントの視点で映画化した作品。アンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、マレフィセントの知られざる過去や、オーロラ姫への“真実の愛”に目覚めるまでを描いた。5年を経て公開される続編『マレフィセント2』では、前作のその後の物語がつづられる。オーロラ姫はフィリップ王子からプロポーズを受けるが、その婚礼には、マレフィセントと彼女の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとするイングリス王妃の罠が隠されていた。
ムーア国の美しい森とオーロラ姫の結婚のお祝いをイメージした会場には、全国から駆けつけた約1,100人のファンが詰めかけていた。イベントがスタートすると、まずは初来日を果たしたサム・ライリーと、マレフィセントと同じ種族の一人・ウドを演じたMIYAVIが姿を現した。前作『マレフィセント』ファンや映画ファンから熱い支持を得ているサムと、会場の観客にとってもサプライズとなったMIYAVIの登場に、大きな歓声が上がっていた。そして、アンジェリーナ・ジョリーが劇中のダークなマレフィセントの姿とは異なる、ゴージャスで華やかなシルバーのドレスに身を包んで登場。長男のマドックス、長女のザハラと共に登場し、会場から悲鳴のような歓声を受けていた。また、レッドカーペットでは、ファンの持つマレフィセントのイラストや絵画などにサインしたり、自身もセルフィーで撮影するなど、1時間を超えるファンサービスを行った。
アンジェリーナ・ジョリー
続くステージイベントでは、アンジェリーナがマレフィセントの羽が生えたかのような演出で登場。サムとMIYAVIも揃ったところで、再び華やかなムードに包まれ、3人の仲の良さも垣間見える中でイベントの幕が開けた。まずは、アンジェリーナから会場のファンへのお礼と挨拶。サムが「コンバンワ」「アリガトウ」と日本語を交えてこれに続き、MIYAVIは作品に携われたことに感謝の言葉を述べた。アンジェリーナは、「全ての人の中にマレフィセントというキャラクターはいるんじゃないでしょうか。人は誰でも自由を求めていて、人生で傷ついたり迷子になってしまったり、人と違うんじゃないかと感じたとしても戦い、そして何を言われようと前進していく。それは、マレフィセントが表現しているものであり、誰の心の中にもいる」と述懐。また、本作のテーマについて、「家族というのは決して血がつながっているものでないといけない、ということは無いということ。そしてダイバーシティ(多様性)は強いということ。私達はひとつなれた時こそ強くなれること」と説明した。
撮影現場でもアンジェリーナと共に過ごす時間が長かったサムは、彼女の魅力について「これまで知り合った中で最もチャーミングな人で、かつ才能に満ち溢れ疲れ知らずのところ」と回答。プライベートでも親交のあるMIYAVIは「女優としての輝きはもちろん、人として思いやりがある」と称えつつ、「種族や価値観を超えて共存しよう、というマレフィセント=アンジーの思いに共鳴してここにいる」と語った。
アンジェリーナは、日本に来たら必ずキディランドにも言及。今回は5年ぶりだったこともあり「ちょっと期間が空き過ぎたけど、また来ます」と語りつつ、「この映画が皆さんの期待を超えて、心に響いてくれたら嬉しいし、そういった作品になったらまた次もお届けできるかも」と続編への期待をにじませたメッセージを送った。
イベントが終盤に近付くと、アンジェリーナ、サム、MIYAVIは観客と声を合わせて「マレフィセント2!」と発声。さらに、アンジェリーナが決め台詞「Well Well(ウェル ウェル)」とレスポンスしたところでリボンドロップが会場に舞い、華やかな祝福ムードの中ジャパン・プレミアは幕を閉じた。
『マレフィセント2』は日米同日10月18日(金)全国ロードショー。