世界中で再演を重ねているミュージカルの金字塔『ウエスト・サイド・ストーリー』の日本キャスト版 Season1が IHI ステージアラウンド東京(豊洲)にて開幕した。
主役のトニーを演じる宮野真守は 2019年11月6日(水)に、ダブルキャストで同じく主役のトニーを演じる蒼井翔太は11月8日(金)に、それぞれ初演を迎え、万雷の拍手を浴びた。今月から2020年5月まで7ヶ月にわたるロングラン公演を3シーズンに分けて上演される本公演。そのトップバッターとなったSeason1キャストたちは、演出のデイヴィッド・セイントをはじめとするアメリカスタッフたちと本作のステージアラウンドバージョンを創り上げてきた。始まった公演では運命の人に会えた喜び、大切な人への想い、社会で生きる切なさややるせなさといった様々な感情を抱えた登場人物たちを生き生きと演じ、客席では涙をおさえきれない人も。そんな全く新しい『ウエスト・サイド・ストーリー』を体感してみてはいかがだろうか。
トニー役・宮野真守コメント(W キャスト)
宮野真守
本当に素晴らしいカンパニーと出会えたなと感じています。みんなのエネルギーや⼒がすごくて、こんなにいい初演を迎えられることができて満足していますし、お客様が入ってくださったことによって本当にこの作品が完成したなと、舞台上でも感じました。素晴らしい『ウエスト・サイド・ストーリー』になったんじゃないかなと思っています。この作品に携わることになった当初はブロードウェイ・ミュージカルやその最高峰の『ウエスト・サイド・ストーリー』に対してプレッシャーがあって、このチャンスはありがたいけれど自分がそれを表現できるのか、未知数で怖かったんです。でもカンパニーに恵まれて、一緒に演じてくれる仲間やスタッフの皆さん、演出部の皆さんが『ウエスト・サイド・ストーリー』というものがどういうものなのか、成り立ちや意味合いや文化を、稽古のときから僕に根付かせてくれたんです。今は最初に持っていた悩みが全くなくて。ですからこの作品のどこを見てほしいかと聞かれたら、僕自身が本当にトニーとして迷いなくそこに存在しているんだ、という部分ですね。まだまだ課題はたくさんありますが、こういう思いでステージに立てているのはうれしい発見です。確実に今までに見たことのない宮野真守だと自分でも実感しているので、ぜひそんな僕に会いに来てほしいなと思います。きっとびっくりするんじゃないかな。ぜひこの感動を一緒に味わってほしいです。
トニー役・蒼井翔太コメント(W キャスト)
蒼井翔太
これまで60年以上紡がれてきた⼤きな作品を、皆さんの前でやっとお披露目できたなと感じています。出演者そして見る方、みなさんの運命が変わる作品だと思うんです。この作品を広めていくんだという決意が今日一人ひとりからにじみ出ていて、それをみなさんに見ていただけて、いい初日だったなと思います。視覚的にセットもものすごくて、僕たちセットに負けないようにやってるんですよ(笑)その中で自分たちの役、その人を生きているんだというところをみなさんに見ていただきたいですね。もちろん曲も演奏も、素晴らしいものがいっぱい詰め込まれているので、僕たちがもっともっと輝かせてみなさんの心に訴えかけていきたいです。今までに演じてこなかった役なので、そこは新しい蒼井翔太としての幅ももしかしたら感じていただけるかもしれません。見ててくださった方から「蒼井くんが演じているとは思わなかった。そこにトニーがいると思った」と言っていただけたことがすごく嬉しくて。僕の目標としている“トニーとして生きる”という、それが実行できているならそれほど幸せなことはないなと思います。現代にもつながっている様々な問題を僕たちも役を通して命がけで演じていますので、この作品を通じて訴えかけたいメッセージをぜひ感じていただけたら嬉しいです。僕たちも最後の日まで伝え続けていくことを誓います。歌もダンスもお芝居も最高のミュージカルなので、ぜひ足をお運びください︕
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