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GLAYのアリーナツアーが開幕 TERU「どんなに大変なことがあっても、どんなに辛いときも、GLAYはいつもみんなの側にいます」

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TERU

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11月9日(土)、GLAYのアリーナツアー『GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25TH HOTEL GLAY THE SUITE ROOM』が、福井県・サンドーム福井にて開幕した。

今年5月25日(土)、デビュー25周年を記念して行った公約発表会にて、TAKUROが「僕たちが何百本とライブをやってきた中で、コンサートを楽しむだけではなく、その前後も楽しんでもらいたいと思った。ホテルの素晴らしいホスピタリティのような、最高のおもてなしをすることで、GLAYのライブでも沢山の人を満足させ、笑顔にし、より多くの人に最高の時間を過ごして欲しい」と、アリーナツアーのタイトル「HOTEL GLAY」に込めた思いについて語っていた。

今回のアリーナツアーは、今年2019年8月に埼玉・メットライフドームにて行われた『GLAY 25th Anniversary “LIVE DEMOCRACY” Powered by HOTEL GLAY』DAY2“悪いGLAY”に続き、メンバーのHISASHIが演出を担当。かねてより「HOTEL GLAY殺人事件」をコンセプトにしていることを発表していた。

時刻は開演時刻の17時。会場が暗転すると、スクリーンに映像が映し出され、HISASHIが作詞・作曲を担当した「My name is DATURA」でライブがスタート。激しいレーザー演出もあいまって、曲のラストはまるで「HOTEL GLAY殺人事件」のスタートを物語るサイレン音のようであった。

TERUが「福井の皆さんただいま!約5年ぶりくらいですね。この会場、競技場のような野外のような作りを見ると思い出します」と語り、『Miracle Music Hunt』以来4年10ヶ月ぶりの同会場での公演であることを振り返る。そして、「HOTEL GLAY初日ということで、暴れていこうぜ!行くぜ!」の掛け声とともに、「JUST FINE」などのアップチューンを披露。

昭和に結成し、平成の間もGLAYとして活動してきた彼らだからこそ歌うことのできる「元号」、TAKUROが贈るラブバラード「あなたといきてゆく」に、会場中が聞き入った。TERUが親子の絆を描き聞き手の心を揺さぶる「COLORS」、さらには『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』日本語吹替版主題歌の「氷の翼」と新曲も披露し、立て続けに観客を魅了した。さらにSUBARU「レヴォーグ」のCMソングとして書き下ろされた最新楽曲「Into the Wild」をフルでパフォーマンス。CMで15秒のみは解禁されていた楽曲の全貌を明かした。赤と青が混ざり合い、紫色と化したライティングが創り出す幻想的な空間には感動を覚える。

この日は、10月2日(水)に発売した最新アルバム『NO DEMOCRACY』収録曲や、久しぶりに披露する楽曲などが披露された。そんな多彩な選曲の中でも、一際盛り上がりを見せたのが、「BLACK MONEY」だ。同曲は、2014年に東北・ひとめぼれスタジアム宮城で行われた『GLAY EXPO 2014 TOHOKU』にて初めて披露された、HISASHI&JIRO作詞・JIRO作曲によるパンクナンバー。今ツアーで2015年に行った東京ドーム公演以来、3回目の披露を果たすことが既に予告されていたが楽曲だが、HISASHI vs JIROの構図を目にしたファンの熱気から、寄せていた期待を感じ取れた。

その後も色とりどりの楽曲を披露し本編を終えると、TERUは「どんなに大変なことがあっても、どんなに辛いときも、GLAYはいつもみんなの側にいます。だからいつでもGLAYに帰って来てください!今日は本当にありがとう!」とステージを後に。

割れんばかりのアンコールの声に応えるべく、ステージに戻ってきたGLAY。本編で披露した「BLACK MONEY」について、HISASHIが急に「レコーディングするぞ!」と言い出し、急遽先週ツアーリハを1日休んでスタジオレコーディングしたことが明かされた。JIROは「俺達が楽しんでいることを、(ファンの)皆も楽しんでくれていて、人生が豊かだなと感じる」と口に。デビューして25年が経った今もなお、こうして音楽というエンターテインメントを全力楽しんでいるGLAYの姿に、ファンの誰もが魅了されているに違いない。

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