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オノ セイゲン、COMME des GARÇONS30周年記念盤&未発表音源収録の「CDG Fragmentation」1/23リリース

アーティスト

オノ セイゲン

オノ セイゲンがCOMME des GARÇONS30周年記念盤と未発表音源を収録した「CDG Fragmentation」を来年1月23日にリリースする。

名レコーディングエンジニアとして知られるオノ セイゲンが音楽家としての才能も発揮した87年の作品が、彼自身によるリマスタリングで30周年記念「COMME des GARÇONS SEIGEN ONO」として復活。アート・リンゼイ、ジョン・ゾーン、ジョン・ルーリーらの才人と創りあげたサウンドは、「洋服が綺麗に見えて誰も聴いたことがない音楽」「誰も、まだ聞いたことがない音楽を使いたい」という、COMME des GARÇONSの川久保玲の依頼によってショー用の音楽として作曲された。

さらに同時発売は、未発表音源、オノ セイゲンの創作の裏側を明かす「CDG Fragmentation」として発売する。いずれもその時代のエレクトロニカ、アンビエントシーンを震撼させた“音”を自身によるリミックス、リマスタリングし、SACDとレコードで発売。(「COMME des GARÇONS SEIGEN ONO」はモノラル33回転)ジャケットは80年代からCOMME des GARÇONSとSIXなどのコラボレーション、広告業界の巨匠、アートディレクター井上嗣也が担当している。

オノ セイゲン コメント
30周年にBETTER DAYS(80年代の赤坂コロンビア・スタジオは僕の原点です)からリリースするにあたり現在考えられる最高の音質で仕上げました。アナログレコードはモノラル33回転。そして96年3月から小さな会場で300人という「プレゼンテーション」となり、そこでは音楽はかけられず、カメラのシャッター音だけが空間に響く。97年3月に再び呼ばれた時「音」と「音楽」の境目をルールづけしてみた。空気、この緊張感は音にも記録される。そのフラグメンテーションを作るために集められたのは、いつものメンバー。オノのトーナリティ・ピアノをガイドに、1人または2人づつ、リハーモナイズ、インプロビゼーション、ただしアンサンブルしないように、それを最大公約数とし、そこから単音、フレーズ演奏の一部、生活音、ノイズなど(ポピュラー音楽とは対極にある音)を選んでフラグメンテーションとして、ライブで進行に合わせてサンプリング・キーボードでフラグメンテーションを配置(演奏)した。さらにそのスケッチから今回、初来日ポーランドの新進気鋭の若手サックス奏者、クバ・ヴィエンツェクのサックスも起用して新録や、伝説の2003年大阪店クリスマスでの「Live: Seigen Ono plus」も収録。

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