RADWIMPS、FM802開催「ニューアルバム宣伝会議」にメンバー全員がサプライズ登場
FM802が12月11日に放送芸術学院専門学校で開催した、RADWIMPSを愛する学生たちによる”ニューアルバム宣伝会議”に、メンバー全員がサプライズ登場した。以下、レポート。
FM802でオンエア中の夜のワイド番組「ROCK KIDS 802」内で募集されRADWIMPS学生プロモーターに就任した約80名のメンバー。「RAD KIDS GENERATOR」と名付けられた彼らの役割は学校で、サークルで、クラブで、大切な人にRADWIMPSを伝えること。その思いを実現するためのプロモーターミーティング実施。
FM802のほど近くにある放送芸術学院専門学校にはこの日、翌日に発売を控えたRADWIMPSのアルバム“ANTI ANTI GENERATION”を広めるべく、FM802の番組 “ROCK KIDS 802”に企画を持ち寄った中学生、高校生、大学生など約80人の学生プロモーター“RAD KIDS GENERATOR”が集まっていた。18時になるとDJ落合健太郎が登場し、事前に学生たちから番組に届いた“RADWIMPSのアルバムを広める方法”をプロジェクターに映しながら紹介する。「校内放送をRADWIMPSの楽曲でジャックする」「学生食堂でRADWIMPSとのコラボメニューを考案する」といった学生ならではのアイデアもあれば、「地下鉄の車内広告をすべてRADWIMPSに」といった地域を巻き込んだ案も飛び出した。
時折参加者の話を聞きながら進行する落合が、「アルバムをプロモーションするために、具体的にどういったことをすればいいのか、東京のレコード会社から来ていただいたプロのプロモーターさんに実際に聞いてみよう!」と切り出すと、なんとそこに登場したのはRADWIMPSのメンバーたちだ。それまで真剣に聞き入っていた学生たちは興奮のあまり大歓声を上げ、中には抱き合って涙する参加者も。3人は「大阪まで来たよ〜!みんな学食使うってことは、給食じゃないんだね」(Vo. 野田洋次郎)「俺は弁当だったなぁ。」(Ba. 武田祐介)と、参加者たちとのコミュニケーションを楽しんだ。
途中、RADWIMPSと学生たちが互いに質問を交わす一幕があり、RADWIMPSからは「何がきっかけでRADWIMPSを知ったの?」(Gt. 桑原彰)「将来の夢は?」(野田)といった質問が参加者に投げかけられた。ミュージシャンやラジオパーソナリティを目指す学生たちが、震える声でその志を伝えると、メンバーたちは「力強い味方だ。僕らにとっての励みにもなります」(武田)などと鼓舞した。
野田は、「今中学生のみんなは知らないかもしれないけど、デビュー当時(約13年前)の僕らはほとんどメディアに出なかったから、聴いて好きになってくれたひとが、学校やそれぞれの場所で広げてくれた。昔も今もそれが一番のプロモーションだから、まずは明日発売のアルバムを聴いて、自分のものにしてほしいです。」と締めくくる。急遽、この後生放送を控える落合の番組への生出演を宣言し、参加者全員との記念写真のあと、メンバーたちはその場をあとにした。
最後に落合が「これで終わりじゃなく今日をスタートにして、アルバムを広めていきましょう!」と挨拶し、イベントが幕を下ろす。緊張が解けた学生たちが頬を赤らめ、目を輝かせながら帰路に着く姿は眩しかった。
取材・文:河嶋奈津実(FM802 DJ)
撮影:渡邉一生