広告・取材掲載

Billboard JAPAN【先ヨミ・デジタル】新しい地図「#SINGING」が1.7万DLで現在首位 HY「366日」はリバイバルの兆し

アーティスト

GfK Japanによるダウンロード売上レポートから、2018年12月10日〜12月12日の集計が明らかとなり、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が“新しい地図 join ミュージック”として発表した新曲「#SINGING」が、17,398DLを売り上げて首位に立っている。

弱冠15歳のトラックメーカー、SASUKEが作詞作曲を手掛けた「#SINGING」は、音楽配信サービス「Amazon Music」国内初TVCMのCMソングとして起用。12月12日からAmazon Music Unlimitedにて独占ストリーミング配信されたと同時に、Amazon Music、iTunes Store、レコチョクでのダウンロード販売も開始された。先ヨミ集計期間ラスト1日で1万DL強を売り上げたことになり、週後半にかけてさらに数字を伸ばすことが予想される。

各所で今年の年間チャートが続々と発表され、改めてその名を轟かせている米津玄師。このダウンロード・チャートでもしばらく上位常連で、前週35,509DLを売り上げ、初登場から5週ぶりに1位に返り咲いた最新シングル「Flamingo」は、今週13,944DLを売り上げ、現在2位につけている。累計は25万DL目前だ。また、前作「Lemon」は今週9,418DLで4位に入っている。

その「Flamingo」と僅差で、前週は惜しくも2位をマークしたUru「プロローグ」は、今週10,438DLを売り上げて現在3位。「Flamingo」も「プロローグ」も、前週は先ヨミ時点から週間時点までに数字を倍以上にまで伸ばしており、今後の伸び次第では「#SINGING」から週間首位の座を奪う可能性は十分にある。

5位についたのはback number「オールドファッション」。6週目の集計となる今週は7,877DLを売り上げており、累計は21万DLを突破した。また、back numberの2015年のシングル「クリスマスソング」が、今冬もチャートを上昇してきている。

10月22日付に38週ぶりとなるトップ100入りを果たした同曲は、クリスマスが近づくにつれてじわじわと順位を上げ、前週は7,857DLを売り上げて14位にまで浮上した。そして今週は4,547DLを売り上げており、現在8位をマーク。同曲を使用したLINE MUSICの新TVCMが12月7日に放送開始となったことを考えると、まだまだ数字を伸ばしていくのではないだろうか。

このback numberの「クリスマスソング」をはじめ、山下達郎「クリスマス・イヴ」やマライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」といったスタンダードから、スキマスイッチ「クリスマスがやってくる」やSEKAI NO OWARI「イルミネーション」といった最新ナンバーまで、今年もウィンター・ソングがチャート・アクションを活性化させ始める季節となった。今後はこのあたりの覇権争いにも注目すべきだろう。

また、今週のトピックとして、5,275DLを売り上げて6位に入ったHY「366日」にも注目したい。前週、65週ぶりのトップ20入りを果たした同曲だが、12月5日から放送開始されたキリン「午後の紅茶」の新TVCM「あいたいって、あたためたいだ。18冬」篇で、女優の上白石萌歌がこれを歌唱。2016年に始まったCMシリーズの4作目にして完結編であることもあり、大きな話題となったことがダウンロードのリバイバルに繋がったようだ。

また、上白石萌歌の姉である上白石萌音は、2016年10月にリリースしたデビュー・ミニアルバム「chouchou」で同曲をカバーしており、こちらは今週30位につけている。

HY「366日」は、2019年度チャートから導入されたカラオケ指標でも好調で、発表から10年が経った今でも、不朽の名曲として愛されていることがよく分かるチャート・アクションだ。リバイバル・ヒットする展開にも期待できるだろう。

Billboard JAPANダウンロード・ソング集計速報
(2018年12月10日〜12月12日の集計)
1位「#SINGING」新しい地図 join ミュージック
2位「Flamingo」米津玄師
3位「プロローグ」Uru
4位「Lemon」米津玄師
5位「オールドファッション」back number
6位「366日」HY
7位「U.S.A.」DA PUMP
8位「クリスマスソング」back number
9位「赤い罠(who loves it?)」LiSA
10位「ADAMAS」LiSA

※Billboard JAPANの週間ダウンロード・チャートはGfK Japanと米国ニールセンのデータをもとに生成。先ヨミ時点の集計はGfK Japanのデータによる推定値となる。

関連タグ