YMO、NHK「名盤ドキュメント」で「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」の謎を解き明かす
NHKの名物ドキュメンタリー番組「名盤ドキュメント」に、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の1979年発表の大ヒットアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」が取り上げられることが発表された。年明け1月2日にNHK BSプレミアムで放送される。
「名盤ドキュメント」は、主に70〜80年代(=LPレコードの時代)の画期的な「コンセプト・アルバム」が、どのような演奏、録音技術、ミュージシャンの思いや葛藤から生まれたのかを深く掘り下げる音楽ドキュメント・シリーズ。これまで日本初のミリオンセラーアルバム「井上陽水/氷の世界」(1973)をはじめ、“日本語ロックの金字塔”とも称される「はっぴいえんど/風街ろまん」(1972)など、放送開始以来6年に渡り数々の日本の名盤を取り上げてきた。
シリーズ8作目となる「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」は、1978年に細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人が結成した伝説的音楽ユニット「イエロー・マジック・オーケストラ(通称YMO)」の2ndアルバム(1979年9月25日発売)。「テクノポリス」「ライディーン」という代表曲を収めたYMO最大のヒット作で、ミリオン達成、日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞。「テクノポップ」の先駆として「YMOチルドレン」と呼ばれる若きミュージシャンたちに多大な影響を与えた伝説のアルバム。
ジャケットを飾った3人の独特のファッションから「テクノカット」が大流行、社会現象を巻き起こした。そんな伝説の名盤の魅力を紐解く「録音原盤(マルチトラックテープ)」が蔵出しされた。貴重なテープを40年ぶりに再生、メンバーが最新の電子楽器と対峙し、様々な試行錯誤の末に生み出したアルバムの謎と魅力に迫る。
奇しくも「名盤ドキュメント」の後には、「細野晴臣イエローマジックショー2」が放送される。YMOファンにはたまらないお正月になりそうだ。