小坂明子 165万枚ヒットを記録した「あなた」から本日で45周年、ワーナー時代の初期のキャリアを網羅した4枚組CD-BOXが本日リリース
小坂明子、165万枚ヒットを記録した「あなた」から本日で45周年。ワーナー時代の初期のキャリアを網羅した4枚組CD-BOXが本日リリースされた。
1973年11月に行われた第4回世界歌謡祭に「あなた」で参加し、見事グランプリを獲得した小坂明子。当時16歳の高校生で、生まれて初めて作ったという「あなた」は、将来に対して夢のある世界観の歌詞と純粋無垢でストレートな歌声の印象も相まって、その年の12月21日にシングルで発売されるやいなやまたたく間にヒットチャートを駆けのぼり、翌月から7週連続で1位に輝いた。この楽曲はその後、ちあきなおみ、森山良子、岩崎宏美、德永英明、CAHRA、May J.ら多くのアーティストにカバーされ、今もなおスタンダードナンバーとして親しまれている。
「あなた」のヒット以降、70年代なかばに4作のアルバムを発表、いずれも持ち前の瑞々しい感性を存分に表現したクオリティの高い作品ばかりであるにもかかわらず、意外なことにそのうち3作はこれまで未CD化だった。このたびその4作を当時のLPジャケットの雰囲気をそのまま生かして復刻、4枚組CD-BOX「オリジナルアルバム・コレクション」として、「あなた」の発売日からちょうど45年を経た同じ12月21日に発売される。
これまでジャネット・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、坂本龍一、宇多田ヒカルなどの作品に携わり、最近では松任谷由実の全配信音源も手掛け、その音質の良さが高い評価を得ているGO HOTODAが音源をリマスタリング、ディスクは高品質Blu-spec CD2仕様となる。これまで何十年も聴けなかった音源が、より高音質で再び聴けたことを小坂自身も喜んでいるそうである。
70年代後半以降は作品提供およびプロデュース業務に集中し、アニメやゲーム、CMなどの楽曲を中心に手がけ、ライフワークとして取り組んでいる劇場版『美少女戦士セーラームーン』などが代表作として知られている。
このCD-BOXに同梱されている解説書では約16,000字におよぶインタビュー/解説を掲載、音楽大学附属高校生ながらポップスを歌うことや芸能活動に対しての学校からの苦言、あるいは大ヒットを再び迫るレコード会社の思惑の中で、音楽活動に苦悩する十代を振り返った必読の内容となっている。
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