秋元康プロデュース・ガールズバンド「ザ・コインロッカーズ」結成発表、Zepp Tokyo無観客記者会見で1年後の同場所ワンマンを発表
ワーナーミュージック・ジャパンが、秋元康プロデュースによる新ガールズバンドの結成を12月23日東京・Zepp Tokyoにて発表。秋元康氏と、ワーナーミュージック・ジャパン 代表取締役社長 兼 CEO 小林和之氏が登壇しバンド名の発表と、バンドメンバーの紹介が行なわれた。
このバンドプロジェクトは、秋元康プロデュースとしては初となる、各パートに複数のメンバーが在籍、楽曲毎にメンバーを選抜する、世界にも類を見ない全く新しいガールズバンドプロジェクトとしてスタート。
「夢は弾いてかなえろ!」をキーワードに掲げ、楽器、バンド経験の有無を問わずメンバー選出オーディションを、9月4日から10月31日まで第1次審査、11月23日から12月2日に第2次審査、12月15日に最終審査を行い、12月22日に最終審査の合格発表が行われた。
初心者、経験者入り混じった個性的な楽器演奏が飛び交う、白熱の審査となった、このオーディションは、ストリーミングサービス「SHOWROOM」内でもイベント展開された。10月のスタートダッシュイベントから、12月22日合格発表の瞬間まで、オーディション参加者が、各々の音楽表現で合格を目指してアピール生配信を続け、呼応した多くの視聴者の参加により、様々なドラマとヒロインが生まれ、オーディションの熱気と注目度を大きく高めることとなった。
バンド名は「ザ・コインロッカーズ」(THE COINLOCKERS)このガールズバンド結成発表は、バンドアーティストの登竜門となるライブ会場「Zepp Tokyo」のステージ上で行われたが、ステージ上に来場の報道陣を招き、ステージと客席間に幕が張られた異様な空間で発表がスタートした。
冒頭、秋元康と、ワーナーミュージック・ジャパン 小林和之氏が登場、プロジェクトの発足の経緯と概要を説明し、様々な個性と向き合ったオーディションの成果を語った。来場者の期待が高まる中、ステージ上の幕が左右に開き、ステージ前方に無観客の客席を背にしたバンドメンバーが登場、バンド名の記されたボードも共に掲出された。
発表されたバンド名は、ザ・コインロッカーズ(THE COINLOCKERS)。秋元康の命名によるこのバンド名は、コインロッカーには、大切なものを預けたり、取り出したり、そして着替えたり、何かもうひとつの自分になれるキッカケになるもの、きっとそこには彼女たちの夢が詰まっているのではないか(秋元康)、という意味合いを込めたものになっている。
発表されたバンドメンバーは41人(学校の都合により1名欠席)。このメンバーは、9月から12月まで行われたオーディションにより選出され、最終審査合格者には昨日(12月22日)、それぞれの手元に担当楽器(ギター、ベース、ドラムスティック、鍵盤楽器、マイク)が届けられ合格の証となった。その楽器が届く瞬間を、最終審査参加者がSHOWROOMで生配信し、応援を続けてくれた視聴者と涙をもって感動を分かち合った。
バンドメンバーは、楽器、バンド経験、演奏レベルも様々、オーディションで超絶スラップ奏法を見せつけたベーシスト、テクニカルなスティックさばきで審査員を驚愕させたドラマー、クラシックピアノの鍛錬された技術を披露するキーボーディストから、全く楽器に触れたことのない意気込み溢れる未経験者たち。ヘビーメタルマニア、日本舞踊師範代候補、応援団長などなど趣味嗜好、背景も様々。出身地も全国様々であり、ロシアにルーツを持つメンバー、イタリアにルーツを持つメンバーも含まれ、カラフルなキャラクターが勢揃いしている。
年齢は13才から19才の構成となっており、平均年齢は「16.9才」。そんなバラエティ豊かながら、選ばれる理由のあるバンドメンバーが一堂に会する記念すべき瞬間となった。
これからバンドメンバーたちは、数か月間の育成期間での厳しい練習を経て、正式メンバーとして初ライブを行い、来年2019年初夏のデビューを目指していく。
バンド名とバンドメンバーの発表を受けて、再び秋元康氏と小林和之氏が登場。秋元氏からは、改めてバンドコンセプトの説明があり、今後の展開についてコメント、バンドへの大きな期待を述べた。小林氏から、来年同日同会場、2019年12月23日東京・Zepp Tokyoでのワンマンライブが発表された。観客「0」(ゼロ)のZepp Tokyoからスタートした「ザ・コインロッカーズ」のバンドストーリーは、1年後の今日、Zepp TokyoのSOLD OUTを目指す。
秋元康コメント
今回のメンバーは、スタッフと一緒に選びました。スタッフそれぞれがバンドに入れたいと言って選ばれたのがこのメンバー。必ず一人一人に誰かの思いがあって、選ばれたメンバーです。それぞれの輝き方がありバラバラに見えますが、乱反射してキラキラな41人です。オーディンションを通じて思ったのは、みんな楽器が上手いなと。未経験のメンバーも含めてこれから、メンバーの特性がどこにあるのか見極めながら、各々がもっと輝けるようなバンドにしたい。まずは、楽曲作り、練習をしながら、合宿、レコーディング等の経験を積んでバンドとしての音を作り上げたい。選抜については、ファン、スタッフ、楽器の先生、そしてメンバー本人の話を聞きながら、この楽曲にはこのメンバーと決めていきたいが、この選抜システム自体が未知数なところがあって、それが面白いかなと思っています。
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