春畑道哉(TUBE)ツアーファイナルで追加公演を緊急発表、音楽家としての輝きを増し続けるソロライブ
TUBEのギタリスト春畑道哉が12月25日、ソロツアー「MICHIYA HARUHATA LIVE AROUND 2018 Continue」のファイナル公演を愛知・Zepp Nagoyaにて開催した。
来春発売となるニューアルバム「Continue」をツアータイトルに掲げた本ツアーでは、春畑の希望で特設サイトにて事前にファンから募集したリクエスト曲とニューアルバム「Continue」からの新曲で構成したスペシャルな内容で、全公演チケットは即ソールドアウトの超プレミアライブとなった。
ライブ1曲目は、ソロデビュー30周年のアニバーサリーイヤーに発売したアルバム「Play the Life」のタイトル曲「LIFE」でスタート。冒頭から人気曲を惜しげもなく次々と楽曲を演奏していく。愛犬を天国へと見送った時に作曲したという新曲「空」をピアノソロで演奏すると、優しくあたたかな空気に包まれた。
今回のバンドメンバーは、デビュー当時から春畑のライブでは欠かせない盟友・サックス勝田一樹(DIMENSION)、キーボード宮崎裕介、ベース浜田敏希、さらにドラムには今回初めてメンバーとして迎えたSATOKO(FUZZY CONTROL)。という4名の圧巻のパフォーマンスも見どころの1つ。
ライブ中盤のカヴァーコーナーでは、「Jump(ヴァン・ヘイレン)」「ultra soul(B’z)」「All I Want For Christmas Is You(マライア・キャリー)」を立て続けにメドレーで披露すると一気に場内はヒートアップ。
春畑が「カヴァー曲リクエスト1位の曲はこの曲でした!!」という言葉と共に「情熱大陸」のイントロが流れ、スポットライトを浴びた春畑の手にはバイオリンが。満面の笑顔でバイオリンを奏でる春畑がこのツアーの為に用意したサプライズな演出に今日一番の歓声と拍手があがった。
カヴァーコーナーのラストは2005年に松本孝弘(B’z)と共演した映画音楽をカヴァーした作品「Theatre Of Strings」に収録された映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲「Merry Christmas,Mr.Lawrence」を情熱的なギタープレイで魅せた。
本ツアーの東京公演(12月20日開催/東京・昭和女子大学 人見記念講堂)では、バイオリニストの宮本笑里がスペシャルゲストとして出演するというスペシャルな一幕も。
10月から春畑がオープニング・エンディングテーマを担当しているTBS「じょんのび日本遺産」のメインテーマ曲であり、宮本笑里とのコラボ曲「Continue feat.宮本笑里」をライブ初披露。ギターとヴァイオリンによって奏でられる極上のサウンドと、美しい日本遺産の映像とのコラボレーションは春畑の新境地とも言える1曲となった。
アンコールでは今年リアレンジ&再レコーディングした、サッカーJリーグオフィシャルテーマソング「J’S THEME(Jのテーマ)25th ver.」をJリーグ25年の歴史を振り返る映像と共に披露。まるで歌うようにギターがメロディーを奏でる春畑ソロサウンドの原点とも言えるこの曲はサッカー、音楽というジャンルを超えた「誇り高き選手とサポーターを称える賛歌」だ。
アンコール最後の曲の演奏前、春畑の口からMCでは「素晴らしいバンドメンバーとスタッフで回って来たこのツアー。もっとやりたい、もっとやりたい。終わりたくないって言ってたら、なんとハルソロ始まって以来初の追加公演が決定しました! 1月31日東京ドームシティホール!」と報告すると会場からは大歓声と拍手があがった。
「以前から曲を作ることと演奏することが好きだったんですが、50歳を過ぎて前よりますます音楽が好きになってきて、ライブはやりたいし、新譜も出したくて、やりたいことが尽きません。それはこうしてライブに来て自分の音楽を聴いてくれるファンのみなさんがいるからです。本当にありがとうございます。最後にリクエスト第1位だったこの曲で今年のライブを締めくくりたいと思います。今日は本当にありがとうございました!」とファンへの感謝の意を述べると、長年フジテレビの野球中継テーマ曲として使われている自身の代表曲の1つでもある「JAGUAR’13」でライブを締めくくった。
12月30日には、昭和女子大学人見記念講堂で行われた東京公演の模様を1時間に凝縮してエムオンにて最速放送が決定している。
なお、「MICHIYA HARUHATA LIVE AROUND 2018 Cotinue」追加公演は、2019年1月31日東京・東京ドームシティホールにて開催される。チケットは1月5日10:00から一斉発売される。