小田和正、古希での全国ツアーが大団円 アンコール公演詳細発表
2018年5月4日の熊本公演からスタートした全国ツアー「明治安田生命Presents ENCORE!! Kazumasa Oda Tour2018 」(全国21会場48公演・約40万人動員)、大阪北部地震によって6月20日、21日の振替公演となった大阪公演を2019年1月8日・9日 大阪・大阪城ホールにて実施、遂に全国ツアーの大団円を迎えた。
2016年の「明治安田生命Presents 「KAZUMASA ODA TOUR2016 君住む街へ」」のファイナルとなった沖縄公演で、「“また”みんなが聞きたいなと思ってくれるような曲が書けたら、遊びに来たいと思います。」と口にしていた小田。その言葉通り、約5年ぶりの30枚目シングル「この道を / 会いに行く / 坂道を上って / 小さな風景」を持っての全国ツアーとなった。
同シングルは、現在出荷10万枚を超え、オリコンの週間シングルランキングでも3週連続TOP10入りを果たし、70代(70歳8ヵ月)で史上初となる記録を打ち立てた。この作品には全収録曲にタイアップがついており、現在放送中の「会いに行く」(フジテレビ系「めざましテレビ」テーマソング)や「この道を」はTBS系 日曜劇場「ブラックペアン」、「坂道を上って」(映画『坂道のアポロン』主題歌)、「小さな風景」(テレビ朝日系連続ドラマ「遺留捜査」第4シーズン主題歌)と、それぞれの楽曲が数々の場面に彩りをつけた。
横浜公演で “これほどまでにツアーを完走することを難しいと思ったことはなかった”と語った小田。同ツアーは、約3時間に及ぶステージを全国21か所46公演 ステージを駆け巡りながらパワフルな演奏で観客を楽しませ、いよいよ残すところ今回の大阪の振替2公演のみとなった。
9日最終日、ライブは最新シングル「会いに行く」からスタート。
「ようやく最終日迎えることができました。こうして終わっていくのに一抹の寂しさを感じますが、寂しさを今日のこのステージ託して、みんなで流れていくこの時間を是非とも共有したいものであります。」「みんなで今日は最後まで思い切り楽しく盛り上がっていきたいと思います!」小田のMCに観客拍手と声援で応えた。
オフコース時代の名曲「秋の気配」や「たしかなこと」「ラブ・ストーリーは突然に」「キラキラ」などの小田の代表曲を披露しながらライブは進行していく。時に会場の花道や客席を縦横無尽に動きまわる小田に総立ちの会場は手拍子と声援で応える。「風と君を待つだけ」や「今日もどこかで」ではオーディエンスの声が場内に響き渡った。本編は「君住む街へ」で終了し、鳴り止まない拍手と歓声で再び小田が登場しアンコールに応えた。
71歳とて衰えることなく、パワフルなパフォーマンスを会場に響かせながらアンコールを含む全31曲、約3時間に及ぶ大阪ファイナル公演は大盛況に幕を閉じた。
そして、この全国ツアーは、発表時から大きな反響を呼び、驚くことに発売と同時に全公演即日ソールドアウトとなり、追加公演を求める声が殺到。その声に応えるべく追加公演を調整、今回詳細が発表となった。
「Kazumasa Oda Tour 2019 “ ENCORE!! ENCORE!!”」と銘打った同ツアーは5月14日横浜アリーナを皮切りに、6月27日さいたまスーパーアリーナまでの全国5会場10公演・約10万人動員の追加公演となる。
Photo by 菊地英二