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ホワイトスネイク、「スライド・イット・イン」の6CD+DVDの7枚組アルティメット・スペシャル・エディションを含む複数形態の発売決定

アーティスト

ホワイトスネイク 「スライド・イット・イン」 スペシャル・エディション

1984年に発表したホワイトスネイクの名作「スライド・イット・イン」の、6CD+DVDの7枚組アルティメット・スペシャル・エディションを含む複数形態でのリリースが決定した。

1978年にデビューし、そのブルーズに根付いたハード・ロック・サウンドでイギリスやヨーロッパ、そして日本でも大きな人気を博している、稀有のフロントマン、デイヴィッド・カヴァデール率いるホワイトスネイク。彼らにとって初のプラチナム・ディスクとなり、全米を含む世界規模での成功へと彼らを導いた作品が、「ラヴ・エイント・ノー・ストレンジャー」や「スロー・アンド・イージー」、そしてアルバム・タイトル曲「スライド・イット・イン」といったハード・ロックの名曲を収録し、全世界で600万枚以上のセールスを記録する、1984年にリリースされた名作「スライド・イット・イン」。今回の決定は、今やクラシック・アルバムともなったこのアルバムの発売35周年を記念したもの。

最新リマスターを施した同作品のUK ミックス並びにUS ミックスに加え、35 周年記念2019 リミックス、未発表のライヴ音源やスタジオ音源、ミュージック・ビデオやコンサート映像、最新インタビュー映像などを収録した7 枚組ボックス・セット「スライド・イット・イン:アルティメット・スペシャル・エディション」を始め、UK ミックスとUS ミックスにボーナス・トラックを追加収録した2CDデラックス・エディション、UK/US ミックスを収録した2 枚組LP、そしてUS ミックスを収録した1CD という4 形態は、海外では3月8日に発売となる。国内盤に関する情報は、後日明らかになる予定だ。

1982年にアルバム「セインツ・アンド・シナーズ」を発表した後、翌年ホワイトスネイクはドイツへ向かい、バンドにとって6 枚目となるアルバムとなる作品のレコーディングを開始させた。当時のバンド・メンバーは、デイヴィッド・カヴァデールに、ギタリストのミッキー・ムーディとメル・ギャレー、ベーシストのコリン・ホッジキンソン、キーボードのジョン・ロード、ドラムのコージー・パウエルという布陣だった。このメンバーで制作したアルバム「スライド・イット・イン」は、イギリスで1984年にリリースされ、全英Top 10を記録する。

その直後、バンドのラインナップが変更される。ジョン・ロードはディープ・パープルに戻るためにバンドを脱退、ミッキー・ムーディとコリン・ホッジキンソンはそれぞれ、ジョン・サイクスとニール・マーレイ(ホワイトスネイクのオリジナル・ベーシスト)に変わったのだ。

1985年のアメリカでのアルバム・リリースに先駆け、バンドはジョン・サイクスやニール・マーレイ、そしてビル・クオモによるキーボードを新たにレコーディングし直し、アメリカ盤のためにリミックスを施した。こうして、この作品には2 つのまったく異なるヴァージョンが存在することとなったのだ。このオリジナルUKミックスと、アメリカ用にミックスしたUS ミックスの両ヴァージョンとも、今回リリースされるセットに収録されている。

「スライド・イット・イン:アルティメット・スペシャル・エディション」には、このUK ミックスとUS ミックスの最新リマスター音源に加え、アルバム収録全曲に35 周年を記念して新たにリミックスを施した新ヴァージョンや、1983年にレコーディングされていたモニター・ミックスといった未発表音源を収録。また、1984年のグラスゴーでのライヴを完全収録した未発表ライヴ音源や、スウェーデンでレコーディングされた、ジョン・ロードがホワイトスネイクのメンバーとして行った最後のライヴ音源も収録している。このボックス・セットの6 枚目となるディスクには、オリジナルのデモ音源や初期ミックス音源、そして楽曲のアイデア段階の音源など、この作品の制作過程をじっくりと堪能できる貴重な音源が収録されている。ボックス・セットの7 枚目のディスクとなるDVDには、丁寧にリストアされ、初めて5.1ch サラウンド音源としてリミックスされたミュージック・ビデオやライヴ映像に加え、デイヴィッド・カヴァデールの最新インタビュー映像を収録。

デイヴィッド・カヴァデール(ホワイトスネイク)コメント
「スライド・イット・イン」は、ホワイトスネイクでは良く知られている、クラシック・ブルーズをベースとしたハード・ロックによりエレクトリックでモダンなサウンドを持ち込んだ、計算されたアルバムとして位置づけられるアルバムだ。俺たちの新たなフック・シティ・フーリガンであり、ミックスの天才、クリストファー・コリアーが、このクラシック・アルバムに手を加え、21 世紀の作品として蘇らせてくれた。35年経った今でも、全てのパフォーマンスが新鮮で、そしてクリアに聴こえてくるなんて、本当に素晴らしいよ。メル、コージー、そしてジョンのプレイは、当時のまま生き生きと輝いている。全てのプレイヤーが輝いているよ。クリストファーはオリジナル・レコーディングから最高のサウンドを引きだしてくれただけでなく、アルバムそのものに新たなサウンド的色彩を与えてくれているんだ。個人的にも、この仕上がりには興奮しているよ。