フェネス(Fennesz)ことクリスチャン・フェネス、5年ぶりのニュー・アルバム「アゴーラ」3/27日本での先行発売決定
フェネス(Fennesz)ことクリスチャン・フェネスが、5年ぶりのニュー・アルバム「アゴーラ」を3月27日に日本で先行発売することが決定した。
2001年にオーストリアの電子音響レーベル、ミゴからリリースした今や絶対的名盤との誉れ高いアルバム「エンドレス・サマー」で一躍、その名前と評価を揺るぎないものにしたフェネスことクリスチャン・フェネス。その後、デイヴィッド・シルヴィアンや坂本龍一、YMO、大友良英、Sachiko M、中村としまるからスパークルホースやマイク・パットンにいたるまで、多岐に渡るアーティストとコラボレート/ライヴ演奏してきた彼が、古巣の旧ミゴ、現エディションズ・ミゴから発表した通算第6作「ベーチュ」(2014年)以来5年ぶりにリリースするニュー・アルバム。
英タッチからのリリースとなるフェネスの通算第7作「アゴーラ」(ポルトガル語で「今」の意。古代ギリシャ語で「広場」「市場」といった意味もある)。フェネスは今作において、またしてもデジタル・ミュージックの新たな領域を開拓している。ここにはフェネスのすべてがある。グリッチ・ノイズ、アンビエント・ドローン、大胆に加工されたギター、ラディカリズム、ロマンティシズム、センチメンタリズム、ポップネス。それらが比類なきセンスとバランス感覚をもって大胆かつ繊細に混合、編集され、圧倒的なまでに美しい音世界を構築している。おそろしく純度の高い音の粒子が渦を巻き、変調されたギターと交錯し、誰も聴いたことがないサウンドスケープを表出する。名状しがたい感動が押し寄せてくる。
クリスチャン・フェネス コメント
単純な話なんだ。ちゃんとした作業ができるスタジオを一時的に失ってしまって、すべての機材を自宅の狭いベッドルームに移動しなくてはならなくなったんだ。そこでこのアルバムを録音したんだ。すべてヘッドフォンで作ったんだよ。最初はかなりフラストレーションがたまる状況だったんだけど、その後、1990年代にはじめてレコードを作った頃に戻ったように感じられたんだ。結局のところ、刺激的だった。ほんの少しの機材しか使ってないんだよ。自由にできるすべての機材や楽器を接続する勇気すら持てなかった。手元にあったものだけ使ったんだ。
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