Perfume、今年のコーチェラ出演が「欧米におけるアジア音楽の大きなターニング・ポイントになる」と米メディアが予想
今年もアメリカ最大の野外音楽フェスティバルであるコーチェラのラインナップが発表となり、Perfumeが(エレクトロ)ポップというジャンルにおける初の日本人女性アーティストとして出演が決まったことが、現地アメリカのメディアでも大きな話題となっている。
昨今のBTSに代表されるK-POPのアメリカでの成功もあり、欧米の音楽ファンがようやくアジアの音楽シーンの存在に注目し始めた中での出演発表だ。
昨年、クリスティーナ・アギレラのノーメイクの素顔写真を表紙に起用し、世界的に大きな話題となった米の人気雑誌『PAPER』は、Perfumeのコーチェラ出演をこのように分析している。
Perfumeがフェスティバル(コーチェラ)で待望のパフォーマンスをするという事実は、欧米におけるJ-POP史にとってターニングポイントとなる大きな出来事であると同時に、既にアジアの音楽マーケットではスターである彼女達の、海外におけるキャリアの大きなステップとなる事は間違いない。
Perfumeにとって大切な経験となるが、これはアメリカの音楽業界にアジアのアーティストの存在を大きく印象付けるという意味で、もっと大きな意味をもつ出来事なのだ。
今年のコーチェラには、韓国で最も注目を集めるガールズ・グループであるBLACKPINKも、K-POP初の女性グループとして出演が決まっている。(PAPER Magazine記事より引用)
また、10月に来日し、静岡のエコパアリーナでPerfumeの国内でのライブを体験した海外ライター達は、口々にそのライブを絶賛している。
場所が静岡だろうが、カリフォルニアの砂漠だろうが、Perfumeがパフォーマンスするとそこはアメリカン・フットボールのスーパーボールの会場のような盛り上がりになってしまう。しかも2039年のスーパーボールなのだ。(DAZEDより引用)
Perfumeは経験するものである(Billboardより引用)
そして、そのライブが、どういう形でフェスのパフォーマンスになるのか、どのように各地のサイズにフィットした演出になり、世界を回るのかにも大きな注目をしている。
そんな期待に応えるように、Perfumeのメンバーは英字新聞「Japan Times」の取材で、「今回のワールドツアーはアルバム『Future Pop』のツアーなので、日本でやったアリーナよりは小さなホールツアーにはなりますが、それでも、どうしたら同じメッセージ、同じパフォーマンスを海外でも伝えられるのか、常に考えています」(のっち)と語っている。
また、あ〜ちゃんも「ダンスのスキルが試されると思います。私達のパフォーマンスと音楽はカッコいいと思うので、私達を知らないアメリカのオーディエンスにも伝わると思います」と気合十分だ。
トレンドに敏感な情報サイトi-Dのインタビューで「アメリカで認知度を上げることはPerfumeの目標ですか?」と質問された、かしゆかは、「もちろんですが、アメリカだけではありません。もっと世界中の方々にJ-POP、Perfumeそして、私達のパフォーマンスの面白さを伝えたいです!」と回答している。
アメリカメディアの期待通り、今年のコーチェラで、Perfumeはきっと欧米におけるJ-POPの歴史を変えるだろう。
また、3月30日から北米7ヶ所を周るツアーの予告が本日アメリカでも公開されている