EXILE AKIRA、自ら手がけたDVD作品「THE FOOL MOVIE 〜Raw to Refined〜」発売記念イベント登壇
EXILE AKIRAが、自身でディレクション・企画・制作・編集・出演まですべてを担当したDVD作品「THE FOOL MOVIE 〜Raw to Refined〜」の発売を記念して、2月5日に東京・代官山 蔦屋書店にてトークショーとお渡し会を行った。
「THE FOOL MOVIE 〜Raw to Refined〜」は、AKIRAが立ち上げたオリジナルエンタテインメント「THE FOOL PROJECT」の第4弾となる作品だ。このプロジェクトは、AKIRAがこれまでに取り組んできた「パフォーマー」「俳優」「モデル」「クリエイティブ(創作)」という活動を融合させ、形に捉われず、様々なエンタテインメントを提供していくというコンセプトのもと始動。
プロジェクトの第1弾では、自叙伝「THE FOOL 愚者の魂」を発売し、続く第2弾では大阪限定で写真展「THE FOOL PHOTO ART GALLERY」を開催、第3弾ではオリジナルグッズをリリースした。
今作には、「EXILE AKIRA」を形作る、現在進行形の活動の裏側に密着したドキュメンタリー映像に加え、ロードムービー仕立てとなった海外でのプライベートショット、さらにAKIRAがディレクションしたオリジナルダンス映像集「AKIRA’sFOCUS」(全6曲)を収録。
ロサンゼルスやロンドンなど世界の様々な場所で撮影し、約3年を費やして完成した本作は、「Raw to Refined=粗野から洗練へ」との副題が示すように、数多くの経験を経て成熟したAKIRAのクリエイティビティが存分に発揮された作品となった。
自ら映像作品をトータルプロデュースしたことについて、AKIRAは「もともとクリエイティブなことが好きだったので、その延長として今回、自分の世界観を一つの作品にまとめた」と制作のきっかけについて明かした。
「ドキュメントとロードムービーに関しては、自分のことをよく知るカメラマン、スタッフと一緒に作っていった。EXILEは3年の充電期間を経て、昨年に復活した。その3年間のうちにどんなことがあったのかが、自分というフィルターを通して描き出している。EXILEは一人ひとりのメンバーにストーリーやドラマがあるので、本作を通じてそれを感じてもらえれば」と見どころを語った。
自ら編集にも携わったというオリジナルダンス映像集「AKIRA’sFOCUS」では、これまでにミュージックビデオを制作してこなかったEXILE楽曲もチョイスし、AKIRA渾身のパフォーマンスで新たに息を吹き込んでいる。
AKIRAは、「ぜひ6曲を通して見て欲しい。例えば『HERO』や『STAY』は、自分が加入する前のEXILE第1章の頃の楽曲で、いわば青春時代に自分が憧れていた先輩たちの姿を重ねている。通して見ると、EXILEが現在の15人体制になるまでのストーリーが組み込まれているのを感じてもらえるはず」と、ポイントを解説した。
全ての楽曲に思い入れがあるとしながら、中でも気に入っている作品として、昨年11月28日にリリースされたEXILE ATSUSHIの楽曲「Suddenly」を挙げたAKIRA。その理由として、「ATSUSHIさんと、三代目 J SOUL BROTHERSなどの楽曲の作詞を手がけている小竹正人さんによるコラボ曲ということで、個人的にも待ち望んでいた作品だった。この楽曲でパフォーマンスをしたらきっと面白い絵が撮れると思い、ちょうどロンドンに行く機会があったので、現地でカメラマンと一緒に撮影した。
EXILEの壮大でファンタジックなミュージックビデオとはまた違って、生身の自分を感じてもらえる作品だと思う」と語った。ATSUSHI本人も絶賛だったとのことで、「手作り感があるところを気に入ってもらった」そうだ。
今回、映像作品を制作したことで手応えを感じたようで、AKIRAは「EXILEの新しい表現の一つになったと思う。例えば、自分が見ているNAOTOや岩ちゃん(岩田剛典)の姿を描くことで、これまでにない視点からEXILEの魅力を発見してもらえるかもしれない。一人ひとりにフォーカスした映像を作ることで、EXILEが様々なカラーの集まったグループであることを知ってもらえると思う」と、今後の制作にも意欲を見せた。