BoA、7年ぶりクリスマスライブをWOWOWで24日放送
2018年12月20日・21日に行われたBoAのクリスマスライブ「BoA THE LIVE 2018 “X’mas”」をWOWOWで2月24日12:00より放送する。
2011年以来、7年ぶりとなるクリスマスライブ。東京ディズニーランドに程近い舞浜アンフィシアターという場所がらもあり、会場へと続く道はクリスマス一色。オンタイムにスタートした「BoA THE LIVE 2018 “X’mas”」も、場内が星型のペンライトで埋め尽くされ、すっかりクリスマスの景色に染まっていた。
中央の階段の上から真紅のドレスに身を包んだBoAが姿を現し、柔らかな歌声を響かせると、フロアからは、その艶やかな出で立ちに見惚れる様が伺え、溜め息混じりの歓声が上がった。
クリスマスライブの始まりを飾ったのは「First Snow」。独特な声の響きを放つ切なくも熱の高いその歌声はBoAの個性、不思議と引きこまれてしまうその魅力に、オーディエンスは早くも酔いしれていった。
バンドが放つサウンドと曲毎に表情を変え、圧倒的な歌唱力を見せつけてくるBoAの存在は、どんなに手の込んだ特攻よりよっぽど刺激的である。
BoAはオーディエンスを着席させ、自らもステージの中央で椅子に座ると、バラードを何曲か続けて贈った。日本では滅多に歌わないという韓国の楽曲も歌われたのだが、母国語で歌われたその声の響きは、日本語で歌われる響きとは全く異なる耳触りの余韻を残していった。
ピアノ伴奏を軸とした静かに漂うサウンド感も、BoAの声の指紋を際立たせた要因。たゆたうBoAの切なく甘い歌声は、とても心地良く、優しくオーディエンスを包み込んだ。
BoAが歌を放つ円形ステージを囲むように星型のペンライトが輝いていた客席の景色は、とても静かであたたかな、特別なクリスマスタイムとなった。
BoAは、まるで親しい友人と話すかのように、会場からの問いかけにとてもフランクに答えたり、距離の近いトークを挟むと会場は歓声とともに笑顔で包まれた。そして、久しぶりに歌う「JEWEL SONG」へと繋げ、さらに深く特別なクリスマスライブへとオーディエンスを誘った。
鈴の音が曲を彩った「The Christmas Song」や「Winter Love」と続けて届けられたスペシャルな選曲では、時折差し込まれる自然なフェイクで味付けされた個性的な歌唱でオーディエンスを唸らせたBoA。様々な歌い方を魅せてくれたBoAの歌声からは、2018年の3月に行なっていた3年半ぶりの全国ツアーでの成長も伺えた。
男女二組のダンサーと妖艶なダンスを繰り広げ、「WOMAN」「ONE SHOT,TWO SHOT」をクールなステージングで魅せると、後半では現在のBoAの魅力が詰め込まれた情熱的な新曲「AMOR」を一足早く披露し、フロアを盛り上げた。
そしてアンコール。グリーンのワンピースに身を包んで登場したBoAは「メリクリ」を届けた。この曲は、2011年にBoAが日本デビュー10周年のメモリアルとして行ったクリスマスライブ「〜The 10th Anniversary Edition〜」で披露した際、感動で歌えなくなり、オーディエンスが大合唱してBoAを支えたという思い出深い曲でもあることから、オーディエンスはBoAが心を込めて歌い上げる姿をとても愛しそうに見つめながら、その歌声に自分の声を重ねるように歌ったのだった。
この日ならではのゴージャスかつハートウォーミングなアンコールも、BoAからオーディエンスへのクリスマスプレゼントと感謝だったに違いない。
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