ザ・ローリング・ストーンズ、’81年のライヴ・フィルム「レッツ・スペンド〜」を東京/大阪で世界初のライヴハウス上映が決定

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ザ・ローリング・ストーンズ

ザ・ローリング・ストーンズの「刺青の男/Tattoo You」(1981年8月30日リリース)を引っ提げてのU.S.ツアーは、発売と同時に即完売。アカデミー受賞監督ハル・アシュビーが、この総動員数265万人を記録した熱狂のライヴを映画「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」としてまとめ上げ、83年に劇場公開された。

そのライヴから38年。4月4日に東京・Zepp DiverCityと大阪・Zepp Namba同日での一夜限定ライヴハウス上映が決定した。

今から遡ること約38年前の1981年9月。世界的ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」の新作「刺青の男/Tattoo You」(1981年8月30日リリース)を引っ提げての全米50か所に及ぶU.S.ツアーは、発売と同時に即完売。この総動員数265万人を記録した熱狂のライヴを名匠ハル・アシュビー監督が、バック・ステージの様子なども絡めながら、風船や花火を使ったド派手なステージを演出、会場を埋め尽くす大観衆の熱気を一つの作品にまとめ上げた。

それが本作の「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」。「サティスファクション」「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」「夜をぶっとばせ」「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「ホンキー・トンク・ウィメン」「ブラウン・シュガー」「ダイスをころがせ」「ミス・ユー」「スタート・ミー・アップ」などストーンズの代表曲含む全25曲を収録。

当時の新作を交えながらもストーンズ結成20年の歴史を彩る選曲と80年代初頭の興奮を真空パックしたライヴ・フィルムとなった。

そして遂に、「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」が、「ライヴ絶響上映」にラインナップ。

世界でも類を見ないライヴハウスのPAシステムをフル活用したダイナミックな大音量上映で、1981年のストーンズ全米ツアーを追体験できる。

舞台となったのは10万人の人波で埋め尽くされた巨大な競技場サン・デビル・スタジアム。ロサンゼルス中のロック・ファン達がこの世界最強のロックン・ロール・バンドを一目見ようとアリゾナに民族大移動して来た。

撮影されたのは、アリゾナ州のサン・デビル・スタジアムの屋外ライヴとニュージャージー州のメドーランズ・ブレンダン・バーン・アリーナの屋内ライヴの二ヶ所で、サン・デビル・スタジアムでは20台のカメラとフィルムの長さ34万フィート、時間にして63時間にも及ぶ膨大な量の撮影が行われた。

さらにスペクタル・ショットを撮るためにヘリコプターを使った上空からの空撮など、さまざまな手法を駆使して映し出す。

アルバム「刺青の男」を手掛けたボブ・クリアーマウンテンが、当時の最新機器24chステレオで録音した音源をミックスした。

その後、バンド結成20周年にあたる1982年にプレミア上映。そのツアーの模様を収めたライヴ・アルバムも発表された。その後1983年1月に全米公開/1983年6月25日に日本全国で公開され大ヒットした。

音楽史に燦然と輝く記録映画として、老若男女問わず、今もなお多くの音楽ファンに広く愛される作品となった。

メンバーは当時30代後半から40代前半と今の年齢の半分の若さ。1973年に幻となった初来日公演もさることながら、80年代も一度も日本に足を踏み入れることがなかったストーンズ。上映ではあるがあの時のストーンズをビシビシ感じてほしい。まるでライヴを間近で観ているような臨場感で、目まぐるしく動き回るメンバーのステージ・パフォーマンスが堪能できる。

2016年4月ロンドンを皮切りに、ニューヨーク・シカゴ・ラスベガス・ナッシュビル・シドニーと世界中を魅了した「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」は、日本初上陸。

3月15日より、5月6日まで約2カ月に渡って東京・TOC五反田メッセにて開催されるということ。