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映画『音タコ!』BD限定特典オーディオコメンタリーの収録秘話が明らかに 話題の主題歌レコーディング映像も収録

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3月6日にブルーレイ&DVDでリリースが決定している映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』の主演・阿部サダヲとヒロイン・吉岡里帆、そして三木聡監督が、ブルーレイ豪華版とブルーレイ通常版の音声特典となるオーディオコメンタリーの収録に臨み、撮影秘話や本編に満載の脱力系小ネタの数々&裏話について楽しく語り合った。

本作は、阿部サダヲ演じる4オクターブの音域とすべての人をトリコにする声量を誇るが、声帯ドーピングをしている世界的なカリスマロックスター・シンと、吉岡里帆演じるシンとは対照的に異様に声が小さく、何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうかの2人が繰り広げるハイテンション・ロック・コメディー。初共演、そしてそれぞれが歌う主題歌2曲も大きな話題を集めた一作だ。

オーディオコメンタリー収録のために久々に再会を果たしたという3人は、「みなさんこんにちは、シン役の阿部サダヲです!」と勢いよく阿部の一言でスタート。「懐かしいですねえ」と吉岡が郷愁に浸るなか、「監督が解説しなきゃいけないって、どうなんだっていう(笑)」と三木も半ば照れながらオーディコメンタリーの収録は始まった。

ふうかは声が小さいキャラクターだが、冒頭の挿入歌「夏風邪が治らなくて」を歌うシーンでは、「この時は風邪がなかなか治らなくて…本当に声が出なかったんです」と演じるキャラクター、そして曲名そのままの状態だったと撮影秘話を早速明かした吉岡。

話題は撮影“外”秘話にも発展。撮影のためのお祓いを行った日、阿部が渋滞に巻き込まれ「大遅刻でしたね〜」という珍事があったそう。また「お祓いしてくれる神主さんの声がすんごい小さいの。そんなことあるんだって。映画のノリに合わせちゃったみたいな(笑)。祝詞が始まったら声が超小さくて『仕込み?』みたいな(笑)」とエピソードを暴露する三木に、「最高の現場でした(笑)」と吉岡も、巻き起こった珍事に笑うしかなかったという。

話は、その場にいない三木作品常連の松尾スズキの秘話に。三木が「あの衣装とスタイルは松尾さんしかできない(笑)。着こなせるのは!」と激賞すると、「カツラも馴染んでる。これで成立しているのに、なお寄り目にする自己演出(笑)」(阿部)、「困っていましたよね(笑)」(吉岡)と松尾の役作り秘話を説明。「松尾さんのアイデアでザッパおじさんのキャラクターが決まるわけだけれど、結果それに苦しめられているという(笑)」と松尾の苦悩について三木も感心していた。

そして、三木作品でおなじみの小ネタについてもトークを展開。三木作品常連、麻生久美子が登場するシーンの小道具について話が及ぶと、三木が「オレの映画の主人公で、ミロを飲んでいる設定だったんですよ。シオシオミロと言って、大量の粉にちょっとだけお湯を入れて泥みたいにして飲むの。ウチの娘がよく飲んでた」と解説。すると阿部が「あんまり言ってないけれど、高校生の時にミロのコマーシャル出てたんですよ」と告白。話を聞いていなかった吉岡が「おいくつくらいの時ですか?」と天然ボケをかますと、「高校生だって言ってんじゃん!(笑)」とすかさず阿部がツッコミを入れる一幕も。終始和やかな収録。

また、吉岡が歌った主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」にまつわるエピソードについても話題は及び、終盤の「体の芯からまだ燃えているんだ」が流れるシーンについて、「このシーンが好きだってスタッフがいますね」と三木監督。阿部は「後ろにいる韓国人役の方たちが「すごくいい曲ね。売れるわよ!」と(笑)。自分たちで作っているわけじゃないのに、すごくうれしかった(笑)」というエピソードを明かすと、「うれしいですね」と吉岡もしみじみ聞いていたが、すると三木は「芝居してないじゃん(笑)。話聞いちゃってるし」とすかさずツッコミ!

ちなみに本来はNGになりそうなシーンでも三木は使ってしまったそうだ。たまらず吉岡が笑い出してしまったシーンがあり、「ほかのシーンではほぼNGがないのに、ここだけは最高でしたね(笑)」と三木もわかって使った様子で、「いろいろ面白いことが起こった映画でした」と振り返ると、吉岡本人も「一時停止して観てほしい映画です(笑)」と改めてアピールしていた。秘話や裏話満載で収録も終盤に。

最後に三木は、「ある人が言ってたんだけど、映画にはその時が映っているわけだから、どこかドキュメンタリーな部分って、フィクションを作っているんだけどあるわけで」と解説。すなわち本作もフィクションではあるけれども、今しか撮れない阿部や吉岡も映っているわけで、唯一無二のメモリアルな作品でもあるのだ。聞いていた阿部が「いいですね! 今日は観ていて懐かしかったし、また三木組やりたいすね!」と想いを打ち明け、「やりたいです!」と吉岡も同意するも、「って言ってて、来ない人多い(笑)」と自虐的に語る三木。このメンバーでしか撮れなかった<いま>を、本編で感じ取ってほしい。

このオーディオコメンタリーも収録されるブルーレイ豪華版には、撮影の裏側に迫ったメイキング映像のほか、話題になった阿部、吉岡それぞれが歌った主題歌のレコーディング映像が特典映像として収録される。本作で初めて歌とギターに挑戦した吉岡の練習風景など貴重な映像が満載となっている。

なお、このブルーレイ&DVDの発売を記念して、発売時期には東京・HMV&BOOKS SHIBUYAと東京・SHIBUYA TSUTAYAと東京・タワーレコード渋谷店の3店舗で購入したユーザー対象とした先着プレゼントキャンペーンや、SHIBUYA TSUTAYAでの衣装展示などが予定されている。

©2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
 

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