矢野顕子×槇原敬之、対談動画前編をYMO40で公開
イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の結成40周年記念再発プロジェクト「YMO40(ワイエムオーフォーティー)」のオフィシャルサイト上で、矢野顕子と槇原敬之のスペシャル対談動画の前編(聞き手:佐野郷子)が公開された。
小学生時代に「増殖」をきっかけにYMOファンになり自宅録音の音楽制作を始めた槇原は、坂本龍一が80年代にパーソナリティーを務めたラジオ番組「サウンドストリート」(NHK FM)のデモテープコーナーに応募した音源が坂本から激賞され、坂本と矢野が同コーナーの優秀作から選曲したコンピレーション・アルバム「DEMO TAPE 1」(1986年)にも収録された。
矢野とは槇原のデビュー以降も楽曲カヴァーや編曲を通じた交流がある。矢野は、YMO各メンバーを結成以前から自分のバックに起用し、高い演奏技術と正確なリズム感覚を持った彼らを“最高のダンス・バンド”と評する。
逆にYMOのサポートメンバーとして参加した2度のワールド・ツアーは自分にとって大きな訓練になったと語る。互いに才能を認めリスペクトしあう関係の二人が、YMO談義に花を咲かせている。
同サイトでは、明日2月27日発売のアルバム再発第2回発売2タイトル「パブリック・プレッシャー」「増殖」の45回転2枚組アナログ盤仕様“Collector’s Vinyl Edition”の全てを見せる動画“開封の儀”が公開された。
また、「YMO40」第3回発売分として「BGM」「テクノデリック」の2タイトルが5月29日に発売されることが発表された。いずれもオリジナル発売は1981年で、前作とうってかわってダークでシリアスな実験路線に舵を切り、当時セールス的には後退したものの、今聴いても斬新で、国内外の多くのミュージシャンやコアファンからの評価が最も高い時期の作品となる。
過去2回同様、2種類のアナログ盤、SACDハイブリッド、ハイレゾ配信での発売。なお「テクノデリック」は、メンバー3人の写真をジャケット表に配した初回発売時のデザインでの復刻となり、“Collector’s Vinyl Edition”にはセカンドプレス以降のジャケットのレプリカも付属する予定。
また、槇原敬之2年2か月ぶり、通算22枚目となる待望のオリジナルアルバム「Design & Reason」が発売中で、このア ルバムを引っさげた全国ツアー「Makihara Noriyuki Concert Tour 2019 “Design & Reason”」が、2019年3月から約5ヶ月に渡って開催予定だ。