KAMIJOの原点ともいえる交響曲「Symphony of The Vampire」の名を冠したツアーがスタート
3月3日、KAMIJOの全国ツアーSang Project ActⅥ Live Tour 2019「Symphony of The Vampire」がついに開幕。ライヴツアー初日を迎える東京・キネマ倶楽部には肌寒い小雨が降るなか、多くのファンが詰めかけ開演前から熱い熱気を帯びていた。
この1年、KAMIJOはSang Projectと銘し、様々な表現方法を通じてジャンルにとらわれることなく、自身の描くルイ17世にまつわるフランス革命の物語(ストーリー)を表現してきた。
全ての脚本、作詞、作曲、演出を手掛け、力強さの中にしなやかでどこか慈愛を感じる歌声のKAMIJO。抜群のテクニックと完成度を誇るバンドメンバー、巧みなる表現力の声優陣による声の演技。実に細かな部分まで表現している効果音と照明。ダークな世界に一層引き込む額縁の中の肖像画。美しく、全てが有機的に結びつき、まさに映画をみているようなエンターテインメントの世界である。
今回のツアーでSang Projectは終焉をむかえる。全七楽章、約30分にも及ぶ交響曲「Symphony of The Vampire」を冠し、ソロ発表から5年がたった今、原点回帰の今回のツアー。これぞまさに完全版と言えるのではないだろうか。
ActⅥ公演は3月24日、OSAKA MUSEでラストを迎え、そしてツアーファイナルとなるActⅦ公演は自身の長年の夢でもあるオーケストラ総勢40名との共演を3月27日、東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催する。
撮影:Lestat C&M Project