MY FIRST STORY、異なるセットリストで行った壮絶な横アリ公演DAY-1をWOWOWで3/31放送
Photo by Takashi Konuma
MY FIRST STORY「S・S・S TOUR FINAL」。2日間全く違うセットリストでひとつの物語を描いた壮絶な横浜アリーナ公演!DAY-1の模様をWOWOWで3月31日に放送する。
初の横浜アリーナでのワンマンライブを2Daysで開催。しかも、2日間で同じ楽曲を演奏せず、全く異なるセットリストで挑んだMY FIRST STORY「S・S・S TOUR FINAL at Yokohama Arena」は、結成から7年、同世代のバンドのなかでも群を抜いたスピードで進化してきたマイファスの集大成となるような 2 日間だった。
「いつまでも一緒に生きていこうぜ!」(Hiro/Vo)。集まったファンとの絆を確かめながら、4 人が最高の景色を描き出 した熱狂の横浜アリーナ公演から1日目の模様をレポートする。
昨年10月にリリースされた最新アルバム「S・S・S」でもオープニングを飾る荘厳なインストナンバー「S・S・S」がカウントダウンとリンクして広大なアリーナ会場に響きわたり、ス テージを覆う紗幕の向こうにメンバーが現れた。
1曲目は疾走感あふれるロックナンバー「WINNER」。Hiroの「Are you ready?」という声を合図に紗幕が落ち、メンバーの姿が 露わになると、会場は大歓声に包まれる。
重厚なサウンドを支えるNob(Ba)の狂暴なベ ースラインとKid’z(Dr)の精巧なビート、Teru(Gt)が紡ぐ華やかなギター。そのステージの真ん中に立つHiroの激しくも狂おしいボーカルが圧巻の存在感を放っていた。
ファンの頭上を激しくレーザーの光が飛び交った「Black Rail」から、ライブアンセム「失踪FLAME」へ。序盤に披露されたのは束縛からの解放、あるいは届かない何かを必死で求め るような曲たちだった。
ライブ中盤にはセンターステージで「LET IT DIE」など数曲がアコースティックバージョ ンで披露された。攻撃的なバンドアレンジから一転、Kid’zが叩くカホンと2本のアコギで演出するパーカッシブな響きが新鮮だ。
さらにHiroがひとりでピアノの弾き語りから歌いはじめたバラード曲「Last Kiss」では、途中からバンドの演奏が加わり、壮大なサウンドスケープを描くと、「マボロシサスペンス」を皮切りにライブは後半戦に向けて一気に加速していく。
「本気でかかって来いよ!」。Hiroの容赦ない煽りが熱狂に拍車をかけた「絶対絶命」ではフロアを真っ二つにわけて、ファン同士が激しくぶつかり合うウォール・オブ・デスを展開。
スペシャルゲストとしてBiSHのアイナ・ジ・エンドをゲストに迎えて凄まじい衝動をぶつけ合った「2 FACE」、スモークが幻想的な景色を描いた「Tomorrowland」まで畳みかけると、ラスト2曲を残してHiroは語りかけた。
「明日はどうなるか考えてもわからないけど、ただひとつだけ、お前らと生きていくことだけは決めてるから」と。そして、絶望のなかに“あなた”という一粒の希望に未来を託す「Someday」で温かいシンガロングを巻き起こすと、「S・S・S」のラストに収録された大切なナンバー「With You」で、 Hiroは「ずっと一緒に生きて行こうぜ!」と渾身のちからで絶叫。
勢いよく発射された銀テープが集まったお客さんとバンドとの輝かしい未来への門出のように美しく舞い散った。
2日間で1つの物語を成す2部構成の横浜アリーナ公演。DAY-1が今月31日に、DAY-2 が 4月に、2 カ月連続でWOWOWで放送される。
Photo by Takashi Konuma
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