HAN-KUN、2年ぶりのアルバムは自身初のカバー作品に
湘南乃風のヴォーカリストでもあり、ソロ・アクトとしても唯一無二の歌声を持つHAN-KUNのソロアルバム「Musical Ambassador」が、2017年8月以来となるおよそ2年ぶりとなる5月29日にリリースされることとなった。
今作は今年からユニバーサルミュージックへの移籍第1弾となる。ソロとして今年10周年イヤーの彼から届いた作品はJ-POPを自身のアイデンティティであるレゲエに昇華させたもの、自身の今までの作品の中でも非常に貴重で興味深いものとなった。
今作を作るきっかけとして「日本とジャマイカの音楽を繋げたい」との思いから自身初のカバーアルバムとして昭和、平成の不朽の名曲と呼ばれたJ-POPを自らセレクト。
その選曲理由として「自分が聴いてきた曲、今の世代の方々にも届くであろう曲、今の若い世代の方々が、自分(HAN-KUN)を通して新しいものとして楽しんでもらえる曲を選曲した」と答えている。
全世界で1500万枚売れた昭和を代表する名曲「上を向いて歩こう」(1962)をはじめとし、J-POPの名曲が数多く輩出された90年代から「湘南MY LOVE」(1991)、「離したくはない」(1991)「もっと強く抱きしめたなら」(1993)、「木蓮の涙」(1993)、「このまま君だけを奪い去りたい」(1994)、「空も飛べるはず」(1994)、「TOMORROW NEVER KNOWS」(1997)。また2000年代からは「あなたに」(2001)、「ひまわりの約束」(2015)、「海の声」(2016)とその年代に大きく軌跡を残した楽曲含めイントロ含む全12トラックを収録。
ほぼ全ての楽曲をレゲエの地であるジャマイカでレコーディングし試行錯誤しながら作り上げた力作であり、本人曰く「この作品を通して、レゲエという音楽の良さを感じてもらい、またレゲエとしてでもなく、音楽として楽しんでもらえたら幸いです。この作品で、レゲエ〜自分(HAN-KUN)の音楽ルーツを辿って、果てはジャマイカの魅力まで届けば良いなと思っています。まさにこの作品でMusical Ambassadorとしてみんなの人生に心に音の絆を残せれば良いなと思っています」とメッセージを残している。
そして早くもアルバムから本日3月15日に「あなたに」「上を向いて歩こう」「空も飛べるはず」の3曲がYouTube含め解禁となった。アルバムがリリースされる5月には新元号にはなるが昭和〜平成と数々の胸打つ不朽の名曲を収録した作品は音楽の良さを改めて教えてくれるだろう。
また、先日発表された5月31日東京・TOKYO DOME CITY HALLでおこなわれるワンマンは、このカバー曲を演奏する貴重なスペシャルなライブになることが明らかになった。