岸田繁がNetflix「リラックマとカオルさん」劇伴を担当、主題歌としてくるりの新曲「SAMPO」を書き下ろし
Netflixが、4月19日より全世界独占配信するオリジナルシリーズ「リラックマとカオルさん」の音楽の全編作曲を岸田繁が担当し、くるりの新曲「SAMPO」が主題歌に起用されることが発表された。
岸田は3月27日に、自身が制作し、広上淳一指揮、京都市交響楽団演奏による「岸田繁「交響曲第二番」初演」をリリース。そしてくるり名義としては昨年9月にリリースされたアルバム「ソングライン」以来、半年ぶりとなる新作。昨年6月にアルバム「ソングライン」を完成後、わずか4ヶ月の間で「交響曲第二番」と今作の劇伴を完成させた。
「リラックマとカオルさん」は、多部未華子主演、小林雅仁監督、荻上直子脚本、そして岸田繁音楽による、リラックマ初のストップモーションアニメ。毎日一生懸命な人へ送る、がんばることを忘れる10分間を提供する。
岸田繁コメント
・オファーを受けた時の感想は?
お仕事をいただけて光栄でした。スタッフさん達も、熱のこもっている方々だったので、良い温度感を作品に持ち込んで、私の仕事が上手くハマれば良いなと思いました。
・リラックマをご存知でしたか?
はい。シンプルで愛らしいのに、シンメトリックでクールな印象を持っていました。物語のなかで、少し印象が変わりました。
・楽曲制作にあたって意識したことや、チャレンジしたことは?
リラックマたちの動きに合わせたリズムや、全体的にのんびりとしたムードを作ることを意識しました。作り込み過ぎず、一筆書きを意識してモチーフをさっさかと作っていきました。人形を使ったストップモーションアニメということで、アナログ的なものと、最新の技術の融合を、劇中音楽の中でも追随しました。ウクレレやギターの音なんかも、敢えて生楽器を使わずにプログラミングで作っています。
・これから作品をご覧になる皆さんへ、メッセージをお願いします
どのシーンも、ほんのり心に織り目があることに気付くような、人肌感のある物語になっていると思います。カオルさんのアッサリとしたキャラクターと、季節感あふれる物語のシーンに、見ている人たちも引き込まれるのではないでしょうか。