CNBLUE、7年間の歴史をおさめたフィルムライブを全国47都道府県で上映
CNBLUEメジャーデビューから7年間のライブの歴史をおさめたフィルムライブが、5月11日より全国47都道府県にて上映される。
CNBLUEの入隊前最後のライブとなったのは、2017年12月17日の「2017 FNC KINGDOM IN JAPAN -MIDNIGHT CIRCUS-」。ツアーとしてはその直前の「CNBLUE 2017 ARENA TOUR 〜Starting Over〜」最終日、12月1日の横浜アリーナ公演。つまり、ライブが見られなくなってもう、1年半ほどの月日が過ぎたことになる。
2018年8月にベストアルバム「Best of CNBLUE / OUR BOOK [2011〜2018]」がリリースされたが、CNBLUEの神髄はやはり、ライブだ。
そんな“CNBLUEライブ・ロス”に陥っているファンのために、5月11日、5月12日、5月15日の3日間限定ではあるが、全国47都道府県の映画館で「CNBLUE:FILM LIVE IN JAPAN 2011-2017 “OUR VOICES”」の上映が決定した。
もちろん映像作品ということであれば、メジャーデビュー後のツアーのほぼすべてがDVD化されているのだが、この「CNBLUE:FILM LIVE IN JAPAN 2011-2017 “OUR VOICES”」はタイトルからもわかるように、2011年の「Winter Tour2011 Here, In my head」から2017年の「Starting Over」までの全ツアー…、つまりCNBLUEの日本メジャーデビューからの7年間のライブの歴史が、1本のライブのように見られる“映像のベスト盤”ともいえる作品になっている。
「このころはまだ、ジョンシンがロン毛だったな」とか、「このツアーからジョンヒョンのギターがグリーンに変わったな」とか、「ヨンファの誕生日、感動的だったな」とか、「ミンヒョクのディスコビート、最高!」って思ってみたり、
「このツアーはセンターステージだったな」とか、「このツアーからサウンドが変わってきたな」といったメンバーやバンドの変遷はもちろん、「このライブのころ、私はこんなことをしていたっけ」といった自分自身のことまでが、当時の映像を見るとよみがえってくるだろう。
何よりうれしいのは、映画館という大画面と最高のサウンドシステムで彼らのライブが見られるということだけでなく、歌唱可、声援可、ライブグッズ(ペンライト)の持ち込み可ということで、実際のライブに参加している臨場感を味わうことができることだ。
「Foxy」で思いっきり“フー!”って叫んで、「I’m Sorry」で思いっきり“ミッチョソ!”って叫んで、「Can’t Stop」で思いっきり“Love,Love”って叫んで、「SHAKE」で思いっきり踊って、この1年半の“CNBLUEライブ・ロス”を存分に解消してほしい。
入隊前の最後のツアーの最終公演でヨンファは、「僕たちはずっと皆さんと本を作ってきました。それは、ライブを1本やるごとに1ページが増える本。今日がツアー最終日だけど、最後のページじゃありません。CNBLUEのライブはずっと続くから、僕たちの本に最後のページはありません。ずっとずっと、熱いライブを作ります。ずっとずっと、ライブで会いましょう」と言った。
インタビューでも、「ライブは常に、最新のものが一番良いデキです。今がベストになるように毎日試行錯誤してライブをしているんです。もちろん、今日よりも明日のライブの方が良いデキになると信じています」とライブへの想いを語ってくれたが、CNBLUEは常に前を向いている。だから、彼らの本のページには「End.」が打たれることなく、その物語は永遠に書き続けられるのだ。
先陣を切ってジョン・ヨンファが入隊してから、1年が過ぎた。そのヨンファも11月には除隊する。
そして翌春には、ほかのメンバーたちもそれに続くことになる。新しいページには、いつ、どんな言葉がつづられるのだろう? でもその前にこの作品で、彼らのこれまでの物語を読み返してみませんか?
文/坂本ゆかり