LOVE PSYCHEDELICO、初の1Dayライブレコーディングによるアコースティック作品を急遽発表
LOVE PSYCHEDELICO所属のレーベルであるスピードスターレコーズは、彼らの初となるアコースティック作品「“TWO OF US”Acoustic Session Recording at VICTOR STUDIO 302」を4月24日に音楽配信、Blu-rayを5月26日と2形態で発売する事を発表した。
5月26日の横浜ランドマークホールを皮切りに開催される全国18都市20公演のツアー「LOVE PSYCHEDELICO Premium Acoustic Live “TWO OF US” Tour 2019」に先駆け企画され、気の遠くなるような時間をかけて作品制作を行ってきたLOVE PSYCHEDELICOにとって、初の試みとなるスタジオでたった1日のセッションをライブレコーディングした作品となる。
1969年の設立以来、数々の名作を世に送り出してきた伝統やアーティストのスピリットが宿るビクタースタジオ302studioにて、3月6日に行われたそのセッションレコーディングは、その前段階として、緻密に構築された原曲のアレンジを全て取り払い、2人のボーカル、コーラスとアコースティックギター、エレキギター、マンドリンで演奏できるようにリアレンジ。
そこからリハーサルを重ねながら、使用するマイクや楽器、エフェクター、アンプを吟味、チョイスした。
さらには録音のために、自身のGOLDEN GRAPEFRUIT STUDIOからビンテージ機材を持ち込むなど、彼ららしく微細な音のニュアンスにまで徹底してこだわり、レコーディングされた。
セッション前のスタジオで高まる集中力と程よい緊張感。しかし、楽器を手に演奏を始め、2人の意識が楽曲の世界に一気に没入すると、そのまま録音を止めず、楽器を持ち替えながら、曲から曲へ。
スライド奏法でプレイされるNAOKIのアーシーかつブルージーなアコースティックギターにKUMIの生々しい歌声が拮抗する2000年のデビューシングル曲「LADY MADONNA 〜憂鬱なるスパイダー〜」から子守歌のように優しく弾き語られる2018年の最新配信シングル曲「Sally」まで、全6曲の極限までそぎ落とされたアレンジは、KUMI、NAOKIのボーカリスト、ギタリストとしての卓越した技量と表現世界の豊かさを際立たせている。
リズムボックスを下敷きに、テクスチャーの異なるアコースティックギターとエレキギターが明るく爽快な空間を生み出す「Favorite Moment」、マンドリンとアコースティックギターの繊細なアンサンブルを聴かせる「I saw you in the rainbow」、深い歌声と鬼気迫るギターソロが壮大な世界へと誘う「裸の王様」とのコントラストで歌声の優しさとアコースティックギターの繊細なタッチが心地良い余韻を残す「1 2 3」。
プロダクションやバンド編成のパフォーマンスにも定評があるLOVE PSYCHEDELICOが長きに渡って数々のタイムレス・クラシックスを生み出してきた秘密は、KUMIとNAOKIそれぞれの突出した表現力と作品の根幹をなす揺るぎない楽曲にあることが分かるはずだ。
映像作品は1カットで構成され、二人のありのままの息づかい、声、空気、笑顔、セッションレコーディングの時間を共有できる特別で贅沢な空間(ドキュメント)が生まれている。ある1日のレコーディングの記録でもあるが、同時に記憶にも残る作品となっており、「LOVE PSYCHEDELICO Premium Acoustic Live“TWO OF US”Tour 2019」のライブ会場及びレーベル公式サイトのみで限定販売が予定されている。
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