サカナクション、アルバム「834.194」を先行して体感できる全国6.1chサラウンドツアースタート 夏の3大イベントの開催も
サカナクションが4月6日・7日と2日間にわたり千葉・幕張メッセ国際展示場9-11ホールで全7か所10公演で6.1chサラウンド・サウンドを導入する全国ツアー「SAKANAQUARIUM2019 “834.194” 6.1ch Sound Around Arena Session」をスタートさせた。
会場の周りを取り囲むように300本以上のスピーカーを配置しており、会場のどの場所で観ても臨場感を味わうことができる新体感ライブとなっている。
これまで、6.1chサラウンドライブは関東と関西のみで開催されていたが、「最高水準の音楽体験をリスナーに提供したい」というバンドメンバーの思いからを初めて全国規模でおこなうツアーの初日公演となった。
ライブは「陽炎」を始めとしたアップテンポな楽曲で、序盤から会場のボルテージを一気に引き上げ、中盤に差し掛かると、ボーカルの山口一郎が出演し、話題となっているCMで聴ける新曲「忘れられないの」(♬SoftBank music project テレビCM「速度制限マン」篇 CMソング)や、「ナイロンの糸」(カロリーメイト「考えつづける人」篇 TVCMソング)など、6月19日にリリースされる6年ぶりのアルバム「834.194」に収録される新曲が多数披露された。
その後、「moon」ではステージ上の大スクリーンに映し出された映像の中から、宙に浮いた5人のシルエットが登場。近未来的な演出とクラブサウンドで会場はたちまち巨大ダンスフロアと化した。
そして終盤は「新宝島」「アイデンティティ」等をたたみかけ会場の盛り上がりは最高点に到達、ステージは幕を下ろした。
アルバムリリース前に実施される今回のツアー。初披露の新曲も多数演奏され、6年ぶりとなる待望のアルバムを、上質なサウンドシステムの元いち早く体感できる公演となった。
また、この夏に「SUMMER SONIC 2019」とのスペシャルコラボレーション「NF in MIDNIGHT SONIC」や、愛知での国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」でのパフォーマンス「暗闇 -KURAYAMI-」などを開催することもライブ中に発表された。
現在ツアーと並行してレコーディング中のアルバムの詳細も順次発表される予定で、今後の発表に注目したい。