GLAY、令和初のホールツアーがスタート 初日公演は静岡市民文化会館で12年ぶりの凱旋ライブ
令和初となるGLAYのツアー「GLAY LIVE TOUR 2019 -SURVIVAL-令和最初のGLAYとHEAVY GAUGE」が、5月12日に静岡・静岡市民文化会館 大ホール公演を皮切りに幕を開けた。
5月8日に「HEAVY GAUGE Anthology」をリリースしたばかりのGLAY。このアルバムは、ミリオンヒットナンバー「Winter, again」や「BE WITH YOU」「ここではない、どこかへ」などを収録した、1999年リリースのGLAYの大ヒットアルバム「HEAVY GAUGE」のアンソロジー盤だ。今回のツアーは、この「HEAVY GAUGE」のリバイバルツアーである。
会場が暗転すると、スクリーンに映像が映し出され、赤いライティングと共にステージにメンバーのシルエットが映し出される。TERU(Vo.)の掛け声と共に、1曲目から新曲を披露した。
MCでは、TERU(Vo.)が「令和最初のツアー“HEAVY GAUGE”ツアーへようこそ!」と呼びかけ、GLAYが静岡県内で公演を行うのは、「GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt」エコパアリーナ公演以来、約4年5ヶ月ぶりであることを明かした。
そして今回のツアー初日公演を行った静岡市民文化会館でのライブは、「GLAY TOUR 2006 ROCK ‘N’ ROLL SWINDLE 〜Re – Birth〜」以来、なんと約12年5ヶ月ぶりとのことである。
「皆さん、平成を一緒に歩んでくれて本当にありがとう。今回のツアーは20年ぶりのHEAVY GAUGEツアー。ここからは皆をHEAVY GAUGEの世界に連れて行くぜ!」と続け、シリアスな演出をバックに重量感あるサウンドで「HEAVY GAUGE」を披露した。
ライブ人気曲の「SURVIVAL」「GLAY EXPO ’99 SURVIVAL」でも披露された「ここではない、どこかへ」、GLAYの冬の名曲「Winter, again」等を次々と展開し、会場の熱気が勢いを増して行く。
そんな中、爽やかな青色のライトと共にイントロが流れたのは、TVアニメ「ダイヤのA actⅡ」オープニングテーマでもある「はじまりのうた」。爽やかで疾走感あるサウンドで、会場は一気に彩りを増した。
アンコールではTERU(Vo.)が今日のセットリストについて「20年来の付き合いの方には、きっと心に沁みるセットリストだったかと思う。」と触れた上で、25年続けているからこそできたライブであると、観客に熱い感謝の気持ちを伝えた。
「次の曲は是非とも目を瞑って聴いて下さい。」と、歌詞に注目してほしいことを強調したのは、平成最後にリリースした新曲「元号」だ。この曲はGLAYとして過ごした平成という一時代が終わり、新たな時代を迎えるにあたり制作した曲である。
その後もライブ定番曲や人気曲を披露したGLAY。この日のライブを振り返り、JIRO(Ba.)は「”HEAVY GAUGE”ツアー、初日を経て更に攻めていきたいという気持ちになった。(デビュー)30年に向けて、大きな目標ができた初日でした。」、HISASHI(Gt.)は「皆とともに20年前を思い出せた1日だった。」と述べた。TAKURO(Gt.)は、「皆の応援があって、今年GLAYは25周年を迎えます。5月25日にはGLAYの25周年について、ドドンとまとめて色々なことを発表する予定です。皆さんが望むことを、今年1年で全てやってしまうと思います!25周年、期待して楽しみに待っていて下さい。」と、GLAYのデビュー日であり25周年記念の日でもある、来る5月25日に、何らかの嬉しい発表があることを予告した。
最後にTERU(Vo.)が「素晴らしい”HEAVY GAUGE”ツアー初日になりました、また全国各地で会いましょう。8月のメットライフドームでのライブは、夏祭りとして最高の2日間にするので楽しみにしていて下さい。」と、新元号初の全国ホールツアー、そして25周年イヤーに突入したGLAYの夏のドーム公演での再会を誓った。
令和初のツアー初日公演は、久々の場所で、GLAYが静岡へ来ることを待ち望んでいた2000人のファンと共に、大盛況で幕引きとなった。
GLAY LIVE TOUR 2019 -SURVIVAL-**最初のGLAYとHEAVY GAUGEGLAYを代表するアルバムHEAVY GAUGEというタイトルを20年の時を超え掲げた、新元号初の全国ホールツアー開催中
撮影:加藤千絵