androp、Official髭男dism、ビッケブランカ、まるりとりゅうがが出演、「NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3」開催
(C)NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3/Photo: 関口佳代
Billboard JAPAN、スペースシャワーTV、uP!!!ライブパスと、12の音楽ストリーミングサービスが一堂に会し、リスナーを主役に新しい音楽のトレンドを生み出すプロジェクト「NOW PLAYING JAPAN」が第3弾ライブイベントを5月28日、東京・新木場STUDIO COASTで開催した。
完全招待制のこちらのイベントには2,400人が来場。これまでに引き続きMCは音楽好きの俳優 千葉雄大が務め、いまリスナーに本当に聞かれている” NOW PLAYING ARTIST”としてandrop、Official髭男dism、ビッケブランカの3組、事前のネクストブレイクアーティスト選出企画によって決定した”STARTERS ARTIST”としてまるりとりゅうががライブを披露した。
音楽ストリーミングサービスによって大きく変化している現在の音楽シーンを代表するアーティストと音楽を愛するMCが集う、豪華な一夜となった。
【ライブレポート】
ライブイベント「NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3」が、5月28日東京・新木場STUDIO COASTにて開催された。
「NOW PLAYING JAPAN LIVE」は、ストリーミングからヒットを生み出すプロジェクト≪NOW PLAYING JAPAN≫が主催するライブイベント。第3回目となる今回のイベントには、今聴かれているアーティスト<NOW PLAYING ARTIST>としてandrop、Official髭男dism、ビッケブランカの3組と、新人応援企画<STARTERS ARTIST>から選ばれた“まるりとりゅうが”が出演。
また、俳優の千葉雄大が第1回、第2回に引き続きメインMCを担当。今回もリスナー目線に立った音楽愛溢れる熱いトークで、会場のムードを盛り上げた。
イベントのオープニングを飾ったのは、J-POPシーンに新たな息吹をもたらすシンガーソングライター・ビッケブランカ。
ライブは、痛快なピアノリフが炸裂するポップソング「ウララ」からスタート。ハンドマイクでステージを自由に駆け回りながら、持ち前のハイトーンボイスを生かした底抜けにグッドなメロディを会場に響かせていく。
エレクトリックピアノの音色が爽やかな風を吹かせた「夏の夢」、ドラマ『獣になれない私たち』の挿入歌としてもお馴染みのウィンターバラード「まっしろ」など、様々な風合いの楽曲で会場の景色を次々と塗り替えていく様は、まさに職人芸。
MCでは東名阪Zeppツアーの開催も発表。今後もますますその勢いを増していきそうな、気迫に溢れたステージだった。
続いて、SNSのフォロワー数は合計30万人、同世代のティーンに絶大な支持を受けるまるりとりゅうがが登場。
まるりとりゅうがは、ナウプレの新人応援企画<STARTERS MATCH>のエントリー8組の中で最も多くストリーミングされ、見事「NOWPLAYING JAPAN LIVE」への出場権を勝ち取った注目のユニットだ。
初めてのSTUDIO COASTのステージということもあり、緊張した様子を見せていた2人だっだが、オープニングナンバー「気まぐれな時雨」が始まるや否や、その抜群のハーモニーでオーディエンスの視線をくぎ付けにしていく。
「次の曲で最後なんですけど、僕たち他にも曲があるので、帰り道、ストリーミング・サービスで聞いて帰ってください!」と披露された「幸せになって」では、歌詞の世界観を大切に歌い上げ、初の大舞台を堂々と完遂した。
「今も悲しい思いや辛い思いをしている人がいるってことを忘れずに、今この瞬間を全員で楽しめたらなと思っています。今日、あなたに会えて良かったです。」
――転換中、そんな言葉をオーディエンスに投げかけたandropのこの日のステージは、穏やかに、しかし心に強く訴えかけてくるようなライブだった。
オープニングは、Billboard JAPANのストリーミング・チャートでもロングヒットを記録したバラード「Hikari」。続けて、「Blue Nude」「SOS!」とグルーヴィーなナンバーでオーディエンスの体を静かに揺らしていく。お決まりのシンセに自然と手拍子が沸き起こった「Voice」、その勢いのまま突入した「Yeah! Yeah! Yeah!」ではシンガロングも巻き起こり、フロアは多幸感でいっぱいに。
「みなさん恋してますか? 俺らは音楽に恋しています」と、ラストは最新曲「Koi」で、MCほぼなし、音楽一本勝負のステージを締めくくった。
「NOW PLAYING JAPAN LIVE vol.3」ラストを飾るのは、今まさにチャートを席巻中のOfficial髭男dism。
今回はキーボード、パーカッション、ホーン隊を加えた9人編成で登場だ。お決まりのイントロにホーン隊が加わり、いつにも増して華やかなスタートとなった「ノーダウト」、大所帯ならではのド派手なアレンジが光る「Tell Me Baby」など、メンバーが事前に作成した“ライブアレンジも光る人気楽曲を集めたプレイリスト”からの楽曲を中心に、音源とは一味違ったアレンジでオーディエンスの高揚感を煽っていく。
小笹大輔(Gt.)がギターヒーローっぷりを発揮した「FIRE GROUND」で心も体も熱くなった後は、6月3日付(集計期間:5/20~5/26)のBillboard JAPANストリーミング・チャートで1位を獲得した「Pretender」を披露。
ラストソングには「またみんなとライブで再会したいと思ってるから、オーディエンスとバンドを繋ぐ絆の歌で終わりにしたいと思います!」と「Stand By You」を熱演し、2時間に渡るイベントの幕を閉じた。
終演後には、この日の演奏曲のプレイリストが、各ストリーミング・サービスにて配信スタート。またこのライブの模様は、7月5日22:00よりスペースシャワーTVにてオンエアとなる。
Text:Mika Fuchii