Shiggy Jr.がバンドの解散を発表、9月にラストライブを開催
Shiggy Jr.が、9月7日にマイナビBLITZ赤坂にて「Shiggy Jr. LAST LIVE -That’s what I call Shiggy Jr.-」を開催、同日をもって解散することを発表した。
Shiggy Jr.は2012年12月、池田智子と原田茂幸を中心に結成され、2014年2月に森 夏彦、諸石和馬が加入して現体制となり、同年7月にEP「LISTEN TO THE MUSIC」をリリース。2015年6月にシングル「サマータイムラブ」でメジャーデビュー。2017年秋にビクターエンタテインメント移籍後、2018年12月に2年ぶりとなるアルバム「DANCE TO THE MUSIC」をリリースした。
今後の活動に関して、メンバー間で幾度もの話し合いを重ねた末に、7年間にわたるバンド活動に終止符を打つこととなった。
なお、ラストライブのファンクラブ先行が本日よりスタートし、一般発売は8月10日10:00からスタートする。詳しい情報はオフィシャルサイトをチェックしてほしい。
そして、解散に際し、各メンバーからコメントが寄せられている。
Shiggy Jr. コメント
池田智子(Vocal)
まずは、突然のお知らせになってしまったこと、本当にごめんなさい。Shiggy Jr.は解散します。
去年の夏頃、喉に「声帯結節」という症状があることがわかりました。日に日に思うように歌えなくなる現実に直面し、立ち止まらざるをえなくなって初めて、これまでの7年間、毎日の出来事についていくのに必死で置いてきぼりにしてきた気持ちが沢山あったことに気が付きました。自分が歌う意味やこれからの人生について、より深く考える
ようになりました。そして30代を目前にした今、もう1度自分のペースで人生を歩んでみたいと思い、考え抜いた末に出した答えが、バンドから離れるということでした。
茂幸君が作り上げた世界を1番いい形で表現すること、その主人公になりきることが、ずっと私のやりたいことでした。必死にそこに食らいついてきたし、それが本当に楽しかったです。
でも、自分が自分として表現出来る世界を見てみたい、という気持ちが出てきました。それは、私の中にあるShiggy Jr.の在り方とは矛盾していて、両立できないことでした。それをやり遂げることに対して、迷いや別の道が見えてしまった以上は、Shiggy Jr.のボーカルという立場から降りるべきだと思いました。Shiggy Jr.の音楽や応援してくれるみんなのことが大切だからこそ、中途半端なことはしたくないと思い、決断しました。
22歳のとき、歌を歌っていこうと決めたその時から、何かに導かれるようにどんどん道が拓けていきました。メンバーとの出逢い、そしてここまで応援してくれたみんなとの出逢いが、私にとってはかけがえのない宝物です。真っ直ぐな気持ちや、永遠のような時間や、夢のような景色。そんな素敵なものを一緒に分かち合ってくれて、本当にありがとう。私にとっては、大好きな歌を通していろんな人に出会い、いろんな気持ちを知った、大切な日々でした。ずっとずっと忘れません。メンバー、スタッフ、そしてShiggy Jr.を見つけて愛してくれたみんなに、心から感謝しています。
4月の上旬に無事に喉の手術を終え、今は少しずつリハビリをしているところです。9月のライブでは、心を込めて一生懸命歌います。少し先にはなりますが、ぜひ会いに来てください!
その後進んでいく道は、一旦ゼロになった真っさらな自分で考えたいと思っています。またどこかで、私とみんなの人生が交差したら嬉しいです。
今まで、本当に本当に、ありがとうございました。
原田茂幸(Guitar&Vocal)
Shiggy Jr.を応援してくれているみなさん、突然の報告で本当にごめんなさい。
我々は解散します。
正直、自分の事なのですがまるで自分の事でないようなそんな気持ちです。
Shiggy Jr.の音楽を作り続けて7年ほど、メジャーでやるようになってからもレコード会社がなくなったり事務所がなくなって自分たちだけでツアーを回さなきゃいけなかったり、リリースが出来ない時期があったり、色んな事がありました。どんな厳しい状況でも歩みを止める気などありませんでしたが、こうなることを止めることができませんでした。
長く続けることが目標だと言っていたのにそれが出来ず申し訳ないです。
Shiggy Jr.に、そして応援してくれるみんなに、とても素敵な体験を沢山させてもらいました。間違いなくこれまでの人生の中で最も輝いていた日々でした。
楽しさ、悲しさ、悔しさ、感謝、後悔、叶った夢、やり遂げられなかった事全部…言葉だけではちょっと表現できないや。
沢山の笑顔、みんなの声、手拍子、一生忘れません。
Shiggy Jr.は解散してしまうけど、それぞれきっとまた動き始めると思います。
誰かの日常が少しでも明るくなるように、そんな想いでシギーの音楽とライブを作ってきました。人生、色んなことが起きるけど音楽を聴いている時だけはそんな事どうでも良くなって欲しい。この想いは今も強く、これからも俺の真ん中にあると思います。
形や方法はわからないけど、なんとかこの音楽に対する想いをぶつけ続けたい。そんな風に思っています。
自分の物語の続きの中で、どこかでまたみんなに会えたら嬉しいです。
最後にライブをやらせてください。
これまでの感謝の気持ちを込めて最高のライブにしたいと思います!
本当にありがとう!
森 夏彦(Bass)
まず第一に、ファンのみなさんに感謝を伝えたいです。ありがとう。あなたたちのおかげで、僕たちは素敵な景色を見られたし、信じられないような体験をたくさんさせてもらいました。本当にいいファンに恵まれました。
Shiggy Jr.で過ごしたおよそ6年間という短くない、どこで切り取っても濃密すぎる時間。これは紛れもなく青春と呼べるものでございました。僕の人生においての大きな大きなエポックです。その間関わって育ててくれたスタッフさん、関係各位の皆様にも、多大な感謝を申し上げます。本当にお世話になりました。
ふと振り返ると、酸いも甘いも噛み分けたバンド生活。このメンバーだからここまで歩んでこられました。
僕たちは別れ、それぞれの道に進みますが、全ての選択に意味があると信じているので、またいつの日かその答え合せをみんなでできればなぁ、なんてぼんやり考えています。3人をリスペクトしています。
僕はこれからも音楽を通じて、やりたいことは全部やっていきたいと思います。
最後のライブまで残されたShiggy Jr.のメンバーとしての時間を、誇りと感謝の気持ちを持って過ごしていきます。
我々らしく、明るい幕引きをしていきましょう。
それでは、またどこかで!
諸石和馬(Drum)
突然の報告になってしまい、ごめんなさい。
われわれShiggy Jr.は、解散することになりました。
今までの活動を思い返せば、インディーズ時代からひとつひとつの積み重ねがあって、音楽においてだけではなく、酸いも甘いも味わいながらも、沢山の想いと出会いに支えられて、今まで夢に向かって歩んでくることが出来ました。応援してくださった皆さま、そしてここまで支えてくださった関係者の皆さま、今まで本当にありがとうございました。
そして、先日のワンマンツアーにて、また必ず会いに行くと約束をしたのに、突然裏切るような形になり本当にごめんなさい。解散・休止が珍しくないこの時代を見てきて、俺たちだけはいつまでも大丈夫だと思いやってきましたが、抗えませんでした。今までShiggy Jr.を愛してくれたファンのみんなへ、ひとりひとりに直接感謝を伝えたいところですが、Shiggy Jr.の諸石和馬はこれにて閉幕です。みんな大好きです。幸せをくれて、本当にありがとう。
俺にはまだまだやりたいことが沢山あります。自分のなかの衝動を全て解放して、これから沢山の挑戦をしていこうと思います。自分の気持ちに忠実に、新たな道を歩んでいくので、期待していてください。
Shiggy Jr.を愛してくれた皆さまへ、重ね重ねになりますが、今まで応援していただいて本当にありがとうございました。俺たちが歩んできた軌跡と想いを体現するような、ポップで美しいライブをして華々しく終止符を打ちたいと思います。
最後のワンマン公演、よろしくお願いします。
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