ジェニーハイ、多忙なメンバーが全員揃って初フルアルバムの公開インタビューを実施
11月22日、ジェニーハイがメンバー全員出演の合同取材会をホテルニューオータニで開催、同時に生配信も行われた。
これは来週27日発売のファーストフルアルバム「ジェニーハイストーリー」の発売に伴うもので、それぞれ多忙なメンバーが全員揃って質問に答える、貴重な機会となった。
開始予定時刻の13:00になると、山里亮太と蒼井優の結婚記者会見でも話題となった司会のGAG宮戸洋行による挨拶から会見がスタート。バンドの紹介VTRが流れ、川谷絵音、中嶋イッキュウ(tricot)、新垣隆、くっきー!、小籔千豊が揃いの「がっきーTシャツ」でステージに登壇すると、「ここで早速お知らせがあるとのことです」との振りがあり、BiSHのアイナ・ジ・エンドと共演した「不便な可愛げ」を24:00にデジタル配信、さらには11月27日に六本木ヒルズアリーナで行われるフリーライブにもアイナ・ジ・エンドが参加することが発表された。
ここからはインタビュアーとして、ロッキング・オン・ジャパンの小柳大輔を迎え、公開インタビューがスタート。「1stアルバムはどんな作品になりましたか?」という質問には、川谷が「こんなにメンバーのスケジュールが合わないバンドもない。それぞれ別の日に録音したから、普段の10倍くらい制作費かかったんじゃないかな?」と笑わせ、小籔は「曲が難しくて、新曲が届くたびに背筋が凍りました。努力の結晶なので、ぜひ聴いてほしい」と苦労を語る。
「レコーディングを振り返ってください」という質問には、くっきー!が「プラモデルとは違う楽しさがある。完成した曲が動き出すので、ガンプラというよりゾイド」、新垣は「普段はクラシックや現代音楽をやっているので、まだポップスの身体にはなれないけど、でも楽しかった」、イッキュウは「自分のバンドは自分の思い描いてるものが正解だけど、ジェニーハイはそれを超えようと思って、改めて自分の歌と向き合った」と、それぞれがらしい回答をしていく。
アルバムの収録曲にラップが多いことに話が及ぶと、川谷が「『ジェニーハイのテーマ』を作って、スイッチが入った。アルバムにも『ジェニーハイラプソディー』が入っていて、自己紹介の曲は何度作っても飽きない」と話すも、新垣が「キーボードは楽しいけど、ラップは大変」と困惑。小籔が「がっきーはめっちゃいい人やけど、ラップなかなか覚えへんのと声ちっちゃいのだけはなんとかしてほしい」と話し、会場が笑いに包まれる場面も。
アルバムの最後に収録されたバラード「まるで幸せ」に関しては、川谷が「普段は悲しい曲ばっかり作ってて、友達の結婚式で歌える自分の曲がなかったから作った。真面目すぎて笑っちゃうくらいのどストレートなラブソングだけど、本気でやってることが伝わると思う」と真剣に語り、目標に掲げていた「ミュージックステーション」の出演に関しては、小籔が「もともと番組の企画で始まったけど、やるならちゃんとやらな寒いと思った。『ミュージックステーション』は現実味のない目標だったけど、まさかこんなに早く叶うとは」と、驚きと喜びを語った。
最後に今後の目標について聞かれると、小籔とイッキュウは「できるだけ長く続けたい」、新垣は「ラップが上手くなりたい」、くっきー!は「P(川谷)が疲れたときは僕が曲を作る。印税が欲しいわけじゃない」と回答し、最後に川谷が「今はまだ色眼鏡で見てる人もいるかもしれないけど、来年はもっとちゃんとバンドとして見られたい」と、改めてバンドに対する本気度を感じさせた。
記者会見の後半では質疑応答が行われ、最後はメンバー全員でのフォトセッション。小籔が「ひょんなことから始まりましたけど、死ぬほど真面目にやってます。ワンマンツアーもやりたいですし、2回目の『ミュージックステーション』にも出れるように、今後もよろしくお願いいたします」と挨拶をして、記者会見を締め括った。
なお、会見の模様はYoutubeでライブ配信の模様がアーカイブ公開されている。