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初上陸で大反響! 日本人の心を掴んだSYMPHONIACS「踊って騒ぐクラシック」の夜

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(C)️2019 Aki Ishii

 

2019年11月15日(金)東京国際フォーラムにて、日本初上陸を果たしたシンフォニアクス。彼らは、幼少期から音楽教育を受け、有名音楽学校を卒業し、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などの奏者として、またソリストとして活躍中のグループだ。

そんな実力派集団が奏でるのは、今までとはまったく違うクラシック。今まで交わることがないと思われてきた、コールドプレイ、アヴィーチー、ダフト・パンクなどのロックやEDMを、弦楽器やピアノだけでなく、シーケンサー、シンセサイザー、ドラムマシンを使ってダイナミックに演奏する。

日本人を魅了した「ルール無用のクラシック」

フライシュマン  / ヴァイオリニスト  左:コンスタンチン・ マナーエフ / チェリスト  (C)️2019 Hase Hidefumi

フライシュマン / ヴァイオリニスト  左:コンスタンチン・ マナーエフ / チェリスト  (C)️2019 Hase Hidefumi

公演直前にメンバーにインタビューをしたところ、彼らはこんなふうに語ってくれた。

「コンサートホールでの演奏は、みなさん終わるまで静かに聴いて、拍手して…っていうイメージがあると思うんだけど、僕らの音楽にはそんなルールは一切ない」。(ヨハネス)

「みんな本当に立ち上がっていいし、どんどん声出していい!全身で楽しむクラシックを届けたいと思っています。もしかしたら、お客さんを連れてステージにあげたりするかもしれない(笑)」。(コンスタンチン)

アンディ・レオマー / エレクトロニック・アーティスト、 コンダクター  (C)️2019 Hase Hidefumi

アンディ・レオマー / エレクトロニック・アーティスト、 コンダクター  (C)️2019 Hase Hidefumi

「本当にそれでよくって。もちろん楽器のうまさっていうのは僕らの強みだけれど、何を伝えたいかって言ったら、やっぱり感情なんです。聴いて楽しいと思ったら、楽しいということを素直に表せる空間をつくりたい。
子どもに音楽を聴かせた場合、気に入ったら好きに体を揺らすでしょう?それが自然な反応だと思うので、ぜひそういう風にリアクションしてほしいなと思います」。

この言葉どおり、彼らのパフォーマンスは洗練されていながらもとても自由で、ステージ上で思い思いに感情を表現してくれた。

日本初上陸という情報をいち早くゲットし、この日国際フォーラムに集まったミレニアルズは、お行儀よく座って嗜むクラシックという固定観念を捨て、立ち上がり自由に踊って声を上げる。コンサートホールは、あっという間にクラブハウスのように熱をもち、感情の高ぶりをぶつけ合う空間になったのだ。まったく新しいクラシックの最先端に、歓喜した。

今回の日本公演のために、彼らは坂本龍一氏の『戦場のメリークリスマス』を用意していた。日本人なら誰もが知っているこの名曲のアレンジに、イントロが流れた瞬間観客席からは驚きと喜びの声。
日本で演奏ができる喜びを、彼らはこうして音楽で伝えてくれた。

(C)️2019 Aki Ishii

(C)️2019 Aki Ishii

初めて触れる「エレクトロ・クラシック」と彼らのパフォーマンスに、会場の盛り上がりは想像以上のものだった。ライブ後のメンバー握手会・撮影会には大行列ができ、彼らのパフォーマンスはSNSでもたくさんの注目を浴びることに。11月19日(火)には『NEWS ZERO』(日本テレビ)でも取り上げられた。

実はインタビュー時にメンバーからこんな言葉があり、2019年11月を皮切りにシンフォニアクスの日本での活躍はますます期待ができそうだ。

コリン・ストークス / チェリスト  (C)️2019 Hase Hidefumi

コリン・ストークス / チェリスト  (C)️2019 Hase Hidefumi

「新しい曲を作って新しいアルバムを作って、新しいツアーに向けて、色々考えていることはあるんだけれど、日本に関しては、まだ本当に始まったばかりだから。目標としては、もっともっとコンサートをやって、日本のみんなと音楽で遊びたい!
東京だけじゃなくて、地方とか色んなところに行きたいと思っています。たくさんの人に『エレクトロ・クラシック』を聴いてもらいたいです」。

(C)️2019 Hase Hidefumi

(C)️2019 Hase Hidefumi

1stアルバム『Symphoniacs』も、2019年11月13日(水)から日本で発売&配信がスタート!メディアから熱視線を集める彼らの今後に、目が離せない。

Interviewer:Asada Yowami/Writer:Yuki Hoshi

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