King Gnu
11月26日にZepp Tokyoで行なわれたKing Gnuのツアーファイナル公演のオフィシャルレポートが到着した。
King Gnuが11月26日、累計約25,000人を動員した全国ツアー『King Gnu Live Tour 2019 AW』のファイナル公演をZepp Tokyoにて行った。
会場では、2020年1月15日にNEW ALBUM『CEREMONY』のリリースと、初のアリーナを含む全国ツアー『King Gnu Live Tour 2020 "CEREMONY"』の開催を発表した。2月29日のマリンメッセ福岡を皮切りに全国7都市・12公演のツアーとなる。
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メジャーデビュー1年目にして、『NHK紅白歌合戦』への出場を決めたKing Gnu。全公演ソールドアウト、超満員のオーディエンスによって熱気高まるなか重厚なハンマービートが轟く「飛行艇」から本編スタート。アグレッシヴなロックチューン「Sorrows」、「あなたは蜃気楼」、「ロウラブ」、「Vinyl」に湧く熱狂のフロア。
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注目は、ストリーミング総再生回数1億回を突破したメロウにたゆたう「白日」だ。本作によってKing Gnuは、日本におけるポップミュージックの基準をアップデートした。さらにドープに会場を魅了する「Hitman」、「The hole」などテクニカルなプレイをダイナミックに表現する音楽性の豊かさが魅力なKing Gnu。
ギターと鍵盤を自在に操る常田大希(G,Vo)と、ピュアネスと混沌を併せ持つ井口理(Vo,Key)によるツイン・ボーカルの高揚感。安定のテクニカルなプレイを解き放つ新井和輝(B,Key)、ダイナミックなビートを展開する勢喜遊(Ds,サンプラー)による圧巻のサウンドが繰り広げられていく。
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中盤、井口が「こんばんは。お元気ですか? 元気ですね(苦笑)。」と語りかけ、一気に和やかな雰囲気に。続く、「Don't Stop the Clocks」、「McDonald Romance」、「Bedtown」ではファン人気の高い、曲の良さが際立つアコースティック・バージョンを披露。そして、オーディエンスの熱狂が最高潮に達した「Tokyo Rendez-Vous」、「Prayer X」、「Flash!!!」へとなだれ込み、本編ラスト、2020年を代表するロックアンセムになるであろう最新曲「Teenager Forever」にて、甘酸っぱい高揚感を開放感あるギターポップ・サウンドによって解き放った。
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アンコールでは、10月に配信リリースした最新曲「傘」を披露し、おなじみのサイケデリックなラストナンバー「サマーレイン・ダイバー」をプレイ。オーディエンスを熱狂の渦へと巻き込み大団円へ。2020年も、King Gnuによる快進撃は止まらなそうだ。
文=ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
撮影=小杉 歩
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