GLIM SPANKY「Velvet Theater 2019」最終公演が大盛況、60年代の音楽イベントを再現した超サイケな“リキッドライトショー”を実現
GLIM SPANKYが、ワンマンライブ最終公演「Velvet Theater 2019」を東京キネマ倶楽部にて行った。前日から同場所で2DAYSにてライブをおこない、チケットは両日完売となっている。
通常のライブとは異なり、GLIM SPANKYが発信するよりディープなカルチャーの世界に浸れるコンセプトで毎年行われているライブ「Velvet Theater 2019」。今回は、1960年代アメリカ西海岸で流行し、様々な音楽イベントでも披露されていた“リキッドライトショー”を、当時の手法そのままにチームOverLightShow ~大箱屋~ が再現。照明光を、着色したオイルアートに投射してステージに映し出すことで、その場でしかできない色彩感の強い、動的なステージを演出している。
冒頭、松尾レミの語りから始まる今回のライブは、まるでサイケデリックな物語へとワープしたような感覚に陥る。序盤から、真夜中の砂漠に突如出現するサーカス団や、南米を彷彿とさせる様なカラフルな映像で、異国を表現し、会場を大いに盛り上げた。そんな中で更に、楽曲イメージに合わせたカラーリキッドが、会場に投影され、歌詞のメッセージやリズムに合わせて形を変えながら会場をアートと化していくステージは、まさにハイライト。GLIM SPANKYと共に、リキッドライトアーティストが、息を合わせながらその場でしか再現できないものを、生で作りあげてデザインしていく空間は、まさにGLIM SPANKYにしかできないライブだった。
Vo/Gt松尾レミは、「大好きな60年代のものを今のセンスと掛け合わせながら、2019年に提示すべき新しいものとして表現しているのがGLIM SPANKYです」と、今回のライブに込めた思いを語った。
アートや文学やファッション等、カルチャーと共にロックはあることを、常に提示しているGLIM SPANKY。「Velvet Theater 2019」では改めてGLIM SPANKYの音楽性を全国、そして世界に向けて発信したライブとなったに違いない。
セットリスト
M-01.題名未定曲
M-02.NIGHT LAN DOT
M-03.MIDNIGHT CIRCUS
M-04.ダミーロックとブルース
M-05.いざメキシコへ
M-06.闇に目を凝らせば
M-07.Velvet Theater
M-08.grand port
M-09.ハートが冷める前に
M-10.Breaking Down Blues
M-11.ジンハウスブルース (Acoustic ver.)
M-12.お月様の歌(Acoustic ver.)
M-13.白昼夢(Acoustic ver.)
M-14.美しい棘(Acoustic ver.)
M-15.Sonntag
M-16.ストーリーの先に
M-17.Circle Of Time
EC-1.夜風の街(Acoustic ver.)
EC-2.Tiny Bird