halcaンマンライブ『halca 4th LIVE Help Me!!!! 〜CRAB QUATTRO〜』より Photo by 中村ユタカ
女性シンガーのhalcaが11月30日(土)に東京・渋谷CLUB QUATTROで、ワンマンライブ『halca 4th LIVE Help Me!!!! 〜CRAB QUATTRO〜』を開催した。その公式レポートが到着したので、以下、紹介する。
ボカロ/アニソン特化型の全国オーディション「ウタカツ! オーディション」で準グランプリを獲得したhalcaは、昨年5月にアニメ『ヲタクに恋は難しい』のEDテーマ「キミの隣」でデビュー。『リスアニ!LIVE』や『ANIMAX MUSIX』など国内外の大型アニメ音楽フェスに出演し、今秋には台湾や上海でのステージも経験。同公演は自身“4度目”となるワンマンライブとなっており、渋谷CLUB QUATTROの「QUATTRO」も「4」、「カニのハサミを数えると「4」=CRAB」という連想から公演名を“CLUB”ならぬ“CRAB”に変更。この日のオフィシャルTシャツも公演名にちなんで、halcaが自らイラストを描いたカニが大胆にデザインされていた。
オフィシャルTシャツにはhalca描き下ろしのカニのイラストが Photo by 中村ユタカ
ライブはインダストリアルロック調のSEで幕を開け、ステージ初披露となる攻撃的なロックチューン「Distortionary」をパワフルに歌い上げると、超満員のフロアの熱気は一気に上昇。
Photo by 中村ユタカ
その勢いのままに、TVアニメ『逆転裁判~その「真実」、異議あり!~ Season 2』のEDテーマに起用されてヒットした2ndシングル「スターティングブルー」や「サカナイトデイズ」と、パンチの効いたアップテンポのナンバーを立て続けに披露すると、観客からは自然とクラップが沸き起こった。「みなさん、今日は楽しんでいきましょう」と笑顔であいさつしたhalcaはチャーミングな歌声を聴かせたかと思えば、「オイオイ!」と観客を煽るなど、楽曲ごとに多彩に表情を変えていく。「Complexの事情」でガーリィーな振りでオーディエンスの視線を惹きつけ、「デビューする前に初めて作っていただいたオリジナル楽曲で、とても思い入れのある大切な曲です」と説明したバラード「キミの空」ではしっとりと聴かせた。
Photo by 中村ユタカ
また、中盤では、シンガーソングライターのコレサワが提供のラブソング「君だけ」やBiSHのサウンドプロデュースを務める松隈ケンタ(SCRAMBLES)によるロックバラード「GOING CRAZY NIGHT」でエモーショナルな歌声を聴かせ、ワンマンライブ恒例となっているアニソンカバーでは、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のEDテーマ「secret base〜君がくれたもの〜(10years after Ver.)」をチョイス。
Photo by 中村ユタカ
懐かしく切ない歌声を響かせた彼女は、記念すべきデビュー曲「キミの隣」を歌い終えると、「すっごくすごく楽しいです!」と満面の笑顔を見せ、ヘヴィーでラウドなミクスチャーロック「A・WA・WA・WA」から一気に後半戦に突入。観客からの野太い声と拳が上がった「曖昧グラデーション」や「Knockin’ on!!」でオーディエンスの鬱憤やストレスを吹き飛ばすと、kz(livetune)が提供したダンサブルなナンバー「Hail to the world!!」ではサイリウムを振って盛り上がり、本編はhalcaの「もともと歌も好きで、アニメを見るのも大好きだったので、好きなことがいっぱい詰まってるお仕事ができていてすごく幸せです。でも、アニメに関わらせていただけるのも、ここで歌を歌えているのもみなさんの応援のおかげです」という挨拶を経て、大人気オンエア中のアニメ『ぼくたちは勉強ができない!』のED主題歌「放課後のリバティ」で楽しく賑やかに締めくくられた。
Photo by 中村ユタカ
アンコールでは、超満員のオーディエンスとの記念撮影に続き、アニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』のEDテーマ「センチメンタルクライシス」をパフォーマンス。続くMCでは、2020年2月12日に初のフルアルバムをリリースすることを発表。さらに、来年2020年5月には初の東名阪でツアーを開催することをアナウンスすると会場からは割れんばかりの拍手と歓声が起こった。そして、最後にヘヴィーなロックチューン「HORiZON」を全力で歌い切り、「めちゃめちゃ楽しかったです! みんな、大好き!また5月にここCLUB QUATTROで会いましょう!!」と声を上げ、晴れやかな笑顔でステージを後にした。
Photo by 中村ユタカ
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