H ZETTRIO ホールツアー東京のライブレーポート公開 & 最新ALを12/18会場先行で発売決定
先週12月14日東京・たましん RISURUホールで、約半年をかけて全国を回ってきたツアー「H ZETTRIO TOUR 2019 – 気分上々 –」東京ファイナル公演が開催された。チケットが発売早々に完売し2階席まで超満員のなか、熱気と臨場感あふれるライブが展開された。
つい先日行われた東京・渋谷オーチャードホールで追加公演と観客年齢層が少し異なり、大人がメインだった前回に比べると子供連れ親子や高齢者姿も多く見受けられ、それを見越しての事なのか、演奏曲はガラリと一新。H ZETTRIOのライブはほぼ毎回セットリストを変え、また同じ曲であっても異なるアレンジで演奏することがめずらしくなく、昨日と同じライブが今日も行われるという事がない為、観客のリビート率が非常に高いと言われている。
今回は1曲目から「PIANO CRAZE」を披露。いきなり高速ビアノでボルテージを上げ、「幻想ノスタルジック」そして「Trio,Trio,Trio!!!」ではキャッチーなイントロが流れるとオーブニングの緊張感から解放され、会場が一体となり盛り上がった。また、Queenの最も有名なヒット曲「We Will Rock You」のカバーを披露するなど曲の構成がいつにも増して多彩だった。この「We Will Rock You」は結成当初に参加したスイスで行われたモントルージャズフェスティバルで披露した思入れのあるカバーで久々の演奏だったため、映像でのみこの演奏を見た事があった観客にとってはうれしいサブライズとなった。
「Z界のテーマ」ではグランドビアノからキーボードに移り、なおかつサンブラーを多用するなどサウンドバリエーションの変化も楽しみの一つ。その後もクリスマスが近いという事もあり、彼らのクリスマスコンセブトアルバムにも収録されている「White Christmas」を演奏。大人から子供まで皆が知っている曲をはじめ、オリジナルも新旧織り交ぜた構成で観客を沸かせた。
後半はH ZETT NIREウッドベースをイントロからフューチャーした「NIRE The Bassman」、指さばきが見えないほどの超高速リフをH ZETT Mが弾く「炎のランニング」と、そのハイレベルな演奏力を惜しみなく聴かせ、最新シングル「また会いましょう」ではドラムH ZETT KOU一節が入るなどメンバー3人それぞれ個性が多分に伝わるライブとなった。
そしてアンコールの最後には、「Birds Fly」でラテンフレーバーを散りばめたリズムとスリリングな演奏でスタンディングオベーションが沸き起こり、まさにツアーファイナルにふさわしい圧巻のラストなった。
年明け早々に次のツアーも決定してるが、それまで待てないという方には、約3年ぶりとなる12月28日東京・恵比寿リキッドルームオールスタンディングライブがオススメだ。
この日、リキッドルームで1月1日元旦リリースニューアルバム「RE-SO-LA」が先行で販売される事もファンにとって朗報だ。このチケットは残り僅かとなってる。