曽我部恵一、初の連載小説「メメント・モリタ」が雑誌「ケトル」でスタート
曽我部恵一初の長編小説「メメント・モリタ」の連載が、博報堂ケトルが企画・編集する太田出版のカルチャー誌「ケトル」VOL.51(12月17日発売・定価1,000円+税)からスタートする。
「メメント・モリタ」はバンドメンバー募集の張り紙の文面からスタートする物語。友人の部屋での徹夜の飲み会、薄暗い練習スタジオ、彼女との別れ、酒、女。青春を彩る舞台装置が多数仕掛けられた中でストーリーが展開していく。
なお、連載は誌面のほかnoteでも連載される予定となっている。
曽我部恵一 コメント
書け書けと言われ、書き始めたのだ。小説。
物語がどうなっていくのかは全然わかりません。わかってても、そのように進まぬように願いたい。
自分の人生とはちょっと違うところで、また自由に生きる気分で、このお話に取り組んでみるつもりです。
担当編集 コメント
サニーデイ・サービスや曽我部恵一さんの歌を聴いたことのある人なら、彼の言葉をいつか長編小説という形で読んでみたい、と思うはず。そうして実現した連載でしたが、書き上げられてきた原稿はそんな思いを遙かに超えた素晴らしいものでした。2ヶ月に一度、雑誌『ケトル』での連載というのは、読者としては少しもどかしいかもしれませんが、名作(に違いないと思っています)ができていく過程を目の当たりにする経験は追体験できないものです。もしかしたら未来の巨匠作家の誕生の瞬間かもしれません。
曽我部さんと、モリタくんの物語に、どうぞお付き合いください。