GONTITI、ニューアルバム「Assortment」のセルフライナーノーツ公開

アーティスト

GONTITI(L:ゴンザレス三上 R:チチ松村)
GONTITI(L:ゴンザレス三上 R:チチ松村)

GONTITIが、12月25日に発売するニューアルバム「Assortment」のセルフライナーノーツを特設サイトにて公開した。

「Assortment」セルフライナーノーツ

バッハのこの曲が大好きだったので、松村さんに無理を言って演奏してもらい
アルバムに収録しようと思っていました。
ところが練習を始めてみると意外に運指がややこしく、
自分が言い出したものなので止めるわけにもいかず、
肩こりと指の痛さに号泣しながら練習する破目に。
でも、その甲斐あってか、レコーディングはスムーズに完了し、演奏も気に入っています。
と言う訳で、ゴンチチ風穏やかバッハをご賞味下さい。
そして、他の収録曲も日曜の日の午後にずっと流しておきたいような気持ちの良い楽曲ばかりです。
どうぞ、バッハ共々楽しんで下さい。

(ゴンザレス三上)

前々から、映画『くらげとあの娘』で使われた曲が作品化されたら良いと思っていました。
今回それが実現されてとても嬉しいです。
しかしそれだけでは短過ぎるということで、他の未発表音源や再録、そして新曲まで入れることになりました。
中でも1曲目のバッハ曲は自分たちでもよく出来たなと驚いています。
最初、三上さんからこの曲やりませんか?と言われた時は果たしてできるのかな?
とちょっと不安になりました。楽譜を取り寄せてもらい確かめて行くと、
ギターでは演奏できない低音が何箇所が出てきます。6弦をDに下げることで何とか
カバーすることが出来ますが、低いAの音だけは無理です。
そこだけは1オクターブ上げて演奏することにしました。ところが、6弦を1音下げることによって
運指がとてもややこしくなりました。これはもう練習するしかありません。
65歳を過ぎてこんなに練習するとは思ってもいませんでした。
練習すればするほど、バッハの深淵さを垣間見てその凄さを思い知りました。
僕が三上さんにそのことを告げると、三上さんは僕よりもっと苦労していて毎日泣いていたそうです。
このアルバムを通して聴くと、一つの物語のようになっていて何度も聴きたくなってしまいます。
本当に良いアルバムが出来て良かったなと幸せに思っています。

(チチ松村)

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